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JP1 Version 12 JP1/Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


5.15.2 新規導入時のLDAPS設定手順

新規にナビゲーション プラットフォームをセットアップする際,ユーザ認証にLDAPSを利用する場合の設定手順を,次に示します。

LDAPSをご利用の場合,CA証明書が必要となりますので,次の手順を実施する前に準備してください。

重要

新規導入時のLDAPS設定手順を実施するときの注意事項を,次に示します。

  • 必要に応じてキーストアファイル("%UCNP_HOME%\PP\uCPSB\jdk\lib\security\cacerts")をバックアップしてください。

  • キーストアのパスワードは今後の操作でも使用する場合がありますので,控えを取っておくことを推奨します。

  • 「キーストアのパスワードを入力してください:」と表示された場合,キーストアのパスワードを入力してください。

  • キーストアのパスワードについては,「5.15.1 キーストアへのCA証明書の登録・更新手順」を参照してください。

  1. キーストアへのCA証明書の登録・更新

    5.15.1 キーストアへのCA証明書の登録・更新手順」を参照して,キーストアへのCA証明書の登録または更新を実施します。

  2. 設定ファイルを編集します。

    "%UCNP_HOME%\sample\conf\ucnp_setup_user.properties"ファイルを"%UCNP_HOME%\conf"フォルダにコピーします。

    "%UCNP_HOME%\conf\ucnp_setup_user.properties"ファイルを開き,次の設定項目の設定値を編集します。

    ■必須設定項目:LDAPS利用時に必ず設定します

    • ucnp.setup.server.ldap.directory.kind

      LDAPSの場合,ADを設定します。

    • ucnp.setup.server.ldap.protocol

      LDAPSの場合,ldapsを設定します。

    • ucnp.setup.server.ldap.hostname

      接続先LDAPSサーバのドメインを含むホスト名を設定します。

    • ucnp.setup.server.ldap.port

      LDAPSの場合,ADのLDAPS待ち受けポート(デフォルト:636)を設定します。

    ■任意設定項目:デフォルト値と異なる場合に設定します

    • ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.principal

    • ucnp.setup.server.ldap.java.naming.security.credentials

    • ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.basedn

    • ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.attr.userid

    • ucnp.setup.server.ldap.com.cosminexus.admin.auth.ldap.attr.password

    • ucnp.setup.server.ldap.group.basedn

    各プロパティの詳細については,「8.3 ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)の設定」を参照してください。

  3. npsetupコマンド(セットアップ)を実行して,ナビゲーション プラットフォームをセットアップします。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npsetup