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JP1 Version 12 JP1/Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


4.10.4 暗号化されていないサーバー秘密鍵を暗号化する手順

暗号化されていないサーバー秘密鍵を暗号化する手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 暗号化されていないRSA暗号方式のサーバー秘密鍵を暗号化する手順

次のコマンドを実行することで,暗号化されたサーバー秘密鍵(PKCS#1形式)を作成できます。

形式
"ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat"△rsa△秘密鍵の暗号種別△-in△暗号化前のサーバー秘密鍵ファイルのパス△-out△暗号化後のサーバー秘密鍵ファイルの出力パス
パラメタ
  • 秘密鍵の暗号種別:-desまたは-des3

    -desを指定した場合,暗号種別としてDES(Data Encryption Standard)が選択されます。

    -des3を指定した場合,暗号種別としてトリプルDESが選択されます。

    WebサーバーとWebブラウザ間の通信での暗号種別とは関係ありません。

  • 暗号化前のサーバー秘密鍵ファイルのパス:

    暗号化前のサーバー秘密鍵ファイルのパスを指定します。

  • 暗号化後のサーバー秘密鍵ファイルの出力パス:

    暗号化後のサーバー秘密鍵ファイルを出力するパスを指定します。

注意事項

コマンドを実行すると,パスフレーズの入力を2回求められます。パスフレーズは,4〜64文字で,2回とも同じものを入力してください。パスフレーズに65文字以上を入力してもエラーにはならないので,注意してください。

入力したパスフレーズは,他のコマンドを実行するときに利用するため,記録しておいてください。

コマンド実行例
"%UCNP_HOME%\PP\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat" rsa -des -in httpsdkey-unencrypted.pem -out C:\httpsdkey.pem

(2) 暗号化されていないECC(楕円曲線暗号)方式のサーバー秘密鍵を暗号化する手順

次のコマンドを実行することで,暗号化されたサーバー秘密鍵(PKCS#8形式)を作成できます。

形式
"ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat"△pkcs8△-topk8△-in△暗号化前のサーバー秘密鍵ファイルのパス△-out△暗号化後のサーバー秘密鍵ファイルの出力パス△-v2△秘密鍵の暗号アルゴリズム
パラメタ
  • 暗号化前のサーバー秘密鍵ファイルのパス:

    暗号化前のサーバー秘密鍵ファイルのパスを指定します。

  • 暗号化後のサーバー秘密鍵ファイルの出力パス:

    暗号化後のサーバー秘密鍵ファイルを出力するパスを指定します。

  • 秘密鍵の暗号アルゴリズム:des-cbcまたはdes-ede3-cbc

    秘密鍵の暗号化のアルゴリズムを指定します。

    WebサーバーとWebブラウザ間の通信での暗号種別とは関係ありません。

注意事項

コマンドを実行すると,パスフレーズの入力を2回求められます。パスフレーズは,4〜64文字で,2回とも同じものを入力してください。パスフレーズに65文字以上を入力してもエラーにはならないので,注意してください。

入力したパスフレーズは,他のコマンドを実行するときに利用するため,記録しておいてください。

コマンド実行例
"%UCNP_HOME%\PP\uCPSB\httpsd\sbin\openssl.bat" pkcs8 -topk8 -in httpsdkey-ecc-unencrypted.pem -out httpsdkey-ecc.pem -v2 des-cbc