3.3.4 使用するWebブラウザに関する注意事項
OSとWebブラウザの設定,操作に関する注意事項を示します。
- 〈この項の構成〉
(1) OSの設定に関する注意事項
ナビゲーション プラットフォームは,次に示すUnicodeの補助文字には対応していません。
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基本多言語面(BMP)以外の文字
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UnicodeのコードポイントU+10000〜U+10FFFFの文字
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UTF-16エンコーディングのサロゲート・ペアで表される文字
(2) Microsoft EdgeおよびGoogle Chromeの設定に関する注意事項
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更新プログラムは,最新のものを適用してください。
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ナビゲーション プラットフォームを使用するときは,Webブラウザの文字サイズを「中」以下に設定することを推奨します。文字サイズを「中」より大きくすると,Webブラウザに表示される文字が欠けるおそれがあります。
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Webブラウザのインターネット一時ファイルの設定は「自動的に確認する」を推奨します。「自動的に確認する」以外に設定すると,画像が正常に表示されないおそれがあります。
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Webブラウザの操作中に,一部のスクリプトが動作しない場合があります。この場合は,必要に応じてWebブラウザの[インターネットオプション]の[セキュリティ]の設定を確認し,ナビゲーション プラットフォームのURLを「信頼済みサイト」に追加してください。ただし,この設定によってセキュリティレベルが下がるため,注意してください。
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インラインフレームパーツで指定した外部のWebサイトが表示されない場合があります。表示されるかどうかは,指定した外部のWebサイトの設定によって異なります。
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「JavaScript」の項目を「オン」にしてください。「オフ」の場合,ナビゲーション プラットフォームが動作しません。
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[サイトにCookieデータの保存と読み取りを許可する]の項目でCookieが有効になるようにしてください。Cookieが無効の場合,ナビゲーション プラットフォームにログインできません。
(3) Microsoft EdgeおよびGoogle Chromeの操作に関する注意事項
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同じPCから複数のアカウントでナビゲーション プラットフォームにログインしないでください。
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同じPCで複数の業務編集画面(Webブラウザまたはタブ)を操作しないでください。
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ナビゲーション プラットフォームの操作では,Webブラウザの[戻る]ボタンを使用しないでください。最新の情報が表示されない場合があります。
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業務実行中に<F5>キーやWebブラウザの[更新]ボタンを使用して画面を更新しないでください。保存していない入力途中のデータが破棄されるなど,正常に動作しないおそれがあります。
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テキストボックスに1,025文字以上の文字列を入力した場合,入力した文字列が部分的に表示されない場合があります。テキストボックスの最大入力文字数は,1,024文字以下を目安に設定することを推奨します。
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Webブラウザを操作中に次のメッセージが表示された場合,[Webページの回復]ボタンをクリックしないで,処理が終了するまで待ってください。[Webページの回復]ボタンをクリックして処理を中断した場合,正常に動作しないことがあります。
「ホスト名は応答していません。」
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メッセージダイアログに表示されるメッセージが画面の下をはみ出して,[OK]ボタンをクリックできない状態になった場合,次のどちらかの操作でメッセージダイアログを閉じてください。
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メッセージダイアログの[×]ボタンをクリックする。
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メッセージダイアログにフォーカスが当たっていることを確認して,<Enter>キーまたは<Esc>キーを押す。
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同じWebブラウザから繰り返しナビゲーション プラットフォームを操作した場合,Windowsから次の警告メッセージが表示されることがあります。
「仮想メモリ不足 システムの仮想メモリが少なくなってきています。Windowsが正しく動作するために,仮想メモリ ページ ファイルのサイズを増やしてください。詳細はヘルプを参照してください。」
メッセージが表示された場合は,Webブラウザを閉じて,再起動してください。
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Webブラウザのエラーメッセージが表示された場合,またはボタンをクリックしても応答がない場合は,操作中の画面を閉じて,再ログインしてから操作をやり直してください。再ログイン後も問題が解決しない場合は,保守員に連絡してください。
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矩形選択でパーツやコネクタを選択して,<Delete>キーを押したとき,パーツ・コネクタを削除できない場合があります。その場合,ツールバー上の[削除]ボタンをクリックして,パーツやコネクタを削除してください。
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ナビゲーション プラットフォームの画面で連続した記号を含む文字列を表示する場合,文字列が折り返されないことがあります。その場合は,画面をリサイズしてください。
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Webブラウザから繰り返しダッシュボード選択画面の各項目を操作し続けた場合,画面が正しく表示されなかったり,Webブラウザが終了したりすることがあります。その場合は,Webブラウザを再起動してください。
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操作中に10秒以上応答がない場合は,ページをリロードして操作をやり直してください。
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Microsoft EdgeおよびGoogle Chromeでは,[閉じる]ボタンや業務コンテンツの実行完了を契機にウィンドウ/タブを閉じる機能を利用できません。これらの機能を利用していた場合,ログアウト時または業務コンテンツの実行完了時にウィンドウ/タブの[×]ボタンをクリックして閉じてください。
(4) Mobile Safariを使用する場合の機能制限
Mobile Safariからナビゲーション プラットフォームの画面にアクセスする場合,使用できる機能が制限されます。制限される機能について次に示します。
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業務編集画面は使用できません。
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プラットフォームの画面にアクセスするURLに,次のパラメタは指定できません。
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start_editorパラメタ
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open_editorパラメタ
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業務実行画面で,次の項目は制限付きで使用できます。
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テキストボックス(非推奨)
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テキストエリア(非推奨)
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インラインフレームパーツ(非推奨)
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リサイズバー
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業務フロー領域の自動スクロール(制限事項:スクロール過程は表示しません)
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業務実行画面で,次の機能は使用できません。
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HTMLパーツ
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業務コンテンツの編集開始
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画面の遷移または画面を閉じるときに確認ダイアログを表示する機能(ucnp.base.client.confirm.page.unload.enableプロパティ)
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印刷機能(ucnp.base.server.print.link.displayプロパティ)※1
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操作ログのレポーティング画面※2
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操作ログのダッシュボード画面
- 注※1
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印刷機能が使用できないため,実行環境のユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.print.link.displayプロパティに「editor」または「none」を設定してください。また,ucnp.base.server.print.link.displayプロパティ以外のユーザプロパティにデフォルト値以外を指定している場合は,それらの設定も合わせて見直してください。
- 注※2
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操作ログのレポーティング画面を開くリンクは,次の条件を満たす場合だけ表示されます。
・ログインユーザが,コンテンツ管理者以上の権限を持つ。
・実行環境のユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.operationlog.enableプロパティに「true」が指定されている。
・実行環境のユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.client.directjump.enableプロパティに「all」以外が指定されている。
操作ログのレポーティング画面を開くリンク自体を非表示にしたい場合は,上記の表示条件を基に,Google Chromeでアクセスするユーザを制限してください。
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(5) Mobile Safariの設定に関する注意事項
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[JavaScript]は[オン]に設定してください。
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プライベートブラウズをオフに設定してください。プライベートブラウズがオンになっている場合,ナビゲーション プラットフォームの動作が不安定になるおそれがあります。
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[Cookieをブロック]は[訪問したWebサイトを許可]または[常に許可]に設定してください。なお,[常に許可]を設定するとセキュリティレベルが下がります。
(6) Mobile Safariの操作に関する注意事項
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Mobile Safariで参照している業務実行画面に[印刷]メニューが表示されていたとしても,[印刷]メニューをクリックしたときの動作は保証されません。
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操作中に10秒以上応答がない場合は,ページをリロードして操作をやり直してください。
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通信中にエラーが発生したというメッセージやセッションが無効であるというメッセージが表示された場合は,メッセージに従って操作をやり直してください。操作をやり直しても問題が解決しないときは,ネットワークの接続状態を確認してください。Wi-Fiをいったんオフにしてから再度オンにすると,ネットワークの接続状態が正常に回復することもあります。
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Mobile Safariをバックグラウンドで実行している場合,または業務コンテンツを操作中にiPadがスリープモードになった場合などは,セッションが切れることがあります。セッションが切れると操作途中のデータは失われます。また,業務コンテンツを操作中に,ほかの業務コンテンツを参照したり,ナビゲーション プラットフォーム以外のページを表示したりした場合も,操作途中のデータは失われます。
なお,システム構築時の設定によっては,業務実行画面に[一時中断]ボタンが表示されています。[一時中断]ボタンをクリックしてログアウトしておけば,セッションが切れたり,ほかのページを表示したりしても,ボタンをクリックした時点までの操作のデータは保存されています。
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テキストボックスおよびテキストエリアに表示されている文字列を,カット&ペーストまたはコピー&ペーストすることはできません。
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ソフトウェアキーボードが表示された状態では,次の操作をしないでください。
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テキストボックスまたはテキストエリアを長押しする。
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ソフトウェアキーボード以外の領域をスクロールさせる。
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ソフトウェアキーボード以外の領域をタップする。
ソフトウェアキーボードが表示された状態でこれらの操作を実行すると,その後テキスト入力ができなくなります。再度テキスト入力をするには,ソフトウェアキーボードをいったん閉じてから再表示してください。
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テキストボックスおよびテキストエリアに半角英数字を入力する場合,先頭の文字は自動的に大文字になります。先頭の文字を小文字にしたい場合は,<Shift>キーを解除してください。
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テキストボックスおよびテキストエリアに絵文字を入力すると,文字化けするおそれがあります。
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オートコレクト機能によって表示される修正候補の単語は,選択しないでください。修正候補の単語をタップすると,その後テキスト入力ができなくなります。再度テキスト入力をするには,ソフトウェアキーボードをいったん閉じてから再表示してください。
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ソフトウェアキーボード以外の領域をタップしても,ソフトウェアキーボードが非表示にならない場合は,ソフトウェアキーボード右下の端にあるボタンをタップしてください。
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業務実行画面全体を下方向にスクロールすると,ヘッダ領域(ツールリンク,ログアウトボタンなど)が隠れることがあります。再度ヘッダ領域を表示するには,上方向にスクロールしてください。
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ブラウザのタブが2つある状態からタブを1つ削除すると,業務実行画面の下に空白領域が表示されます。空白領域を消すには,画面をリサイズ(回転する,ブックマークバーを表示するなど)してください。
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Webブラウザのエラーメッセージが表示された場合,またはボタンをクリックしても応答がない場合は,操作中の画面を閉じて,再ログインしてから操作をやり直してください。再ログイン後も問題が解決しない場合は,保守員に連絡してください。