5.10.1 スタティックルートの設定
機能
WindowsまたはLinuxの実行対象サーバで,スタティックルートを設定します。
利用場面
複数のLANに接続されている場合など,特定のネットワークに対する通信にスタティックルートを設定したい場合に利用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
なし。
【実行対象サーバの稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)
・net-toolsパッケージがインストールされていること。
(7) CentOS 6 (64-bit x86_64)
(8) CentOS 7 (64-bit x86_64)
・net-toolsパッケージがインストールされていること。
【実行対象サーバの使用条件】
なし。
注意事項
(1)宛先IPアドレス,サブネットマスク,デフォルトゲートウェイは,同時に指定してください。どれかの指定がない場合,スタティックルートの設定は行われません。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Configure OS,Windows,Linux
タスクログに表示される部品の名称
osSetStaticRoute
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
14 |
異常(ユーザーミス) ファイルアクセス不可 |
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
OS.destIPAddress |
スタティックルートの宛先IPアドレス |
スタティックルートを設定する宛先ネットワークのIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
△ |
OS.subnetMaskStaticRoute |
サブネットマスク(スタティックルート用) |
スタティックルート用のサブネットマスクを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
△ |
OS.defaultGWStaticRoute |
デフォルトゲートウェイ(スタティックルート用) |
スタティックルート用のデフォルトゲートウェイを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
△ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |