5.6.14 仮想ディスクの作成
機能
この部品は,Hyper-V環境において,仮想ディスクファイルを新規に作成します。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)
Hyper-Vがインストールされているサーバです。
作成できる仮想ディスクは「Dynamic:容量可変」または「Fixed:容量固定」です。仮想ディスク(差分)およびパススルー(物理)ディスクは作成できません。
hyperv.vHardDiskFolderPathプロパティを指定した場合に,指定したフォルダパスに仮想ディスクファイルを新規に作成します。指定が無い場合は,Hyper-Vサーバに設定されている仮想ディスクを保存する既定のフォルダに仮想ディスクファイルを保存します。
作成する仮想ディスクファイルを保存するフォルダパスが存在しない場合はフォルダを作成します。
利用場面
この部品は,仮想サーバの新規構築時やディスク増設時など,仮想サーバにデータディスクを追加する場合に使用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
(1)Hyper-Vサーバの前提製品
・Windows Server 2016 Hyper-V
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
・Windows Server 2016 Standard/Datacenter
ただし,Server Core/Nano Serverインストール環境は除く。
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
なし。
注意事項
(1)作成した仮想ディスクの初期化は行いません。必要に応じて,ディスクの初期化を実行してください。
バージョン
02.12.00
部品のタグ
Modify VM,Hyper-V 2016
タスクログに表示される部品の名称
hyperv2016CreateVDisk
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vHardDiskName |
仮想ディスクファイル名 |
作成する仮想ディスクのファイル名を指定してください。ファイルの拡張子には「vhd」または「vhdx」を指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vHardDiskFolderPath |
仮想ディスク保存フォルダパス |
作成する仮想ディスクを保存するフォルダのフルパスを指定してください。指定を省略した場合は,Hyper-Vサーバに設定されている仮想ディスクを保存する既定のフォルダに仮想ディスクを保存します。 |
− |
入力 |
△ |
hyperv.vHardDiskType |
仮想ディスクのタイプ |
仮想ディスクのタイプを指定します。次のどちらかを指定します。Dynamic:容量可変の仮想ディスクを作成します。Fixed:容量固定の仮想ディスクを作成します。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vHardDiskCapacityGB |
仮想ディスクの容量 (GB) |
作成する仮想ディスクの容量(単位:GB)を指定します。仮想ディスクの容量は整数値で指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
− |
hyperv.returnVhdPath |
仮想ディスクファイルパス |
この部品で作成した仮想ディスクのファイルパスをフルパスで格納します。 |
− |
出力 |
− |