Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.6.10 仮想サーバの情報一覧取得

機能

この部品は,Hyper-Vサーバの管理下にある仮想サーバの情報一覧をCSV形式でファイルに出力します。

出力ファイルのエンコード形式は,Hyper-Vサーバのシステムのデフォルトエンコーディングです。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)

 Hyper-Vがインストールされているサーバです。

・仮想サーバ

 Hyper-Vによって管理されている仮想サーバです。

出力するCSVファイルの項目を次に示します。

項目はコンマ区切りで出力します。

(a) Hyper-Vサーバ名 (ヘッダー名:ComputerName)

(b) 仮想サーバ名 (ヘッダー名:VMName)

(c) 仮想サーバの状態 (ヘッダー名:State)

(d) 仮想サーバのCPU使用率(%) (ヘッダー名:CPUUsage)

(e) 仮想サーバのメモリ割り当て(MB)※1 (ヘッダー名:MemoryAssigned)

(f) 仮想サーバの稼働時間 (ヘッダー名:Uptime)

(g) 仮想サーバの状況 (ヘッダー名:Status)

(h) 仮想サーバの仮想プロセッサ数 (ヘッダー名:ProcessorCount)

(i) 仮想サーバのスタートアップRAM(MB) (ヘッダー名:MemoryStartup)

(j) 仮想サーバの動的メモリの有効 (ヘッダー名:DynamicMemoryEnabled)

※1:仮想サーバが実際に使用しているメモリの容量(MB)です。

利用場面

Hyper-Vサーバの管理下にある仮想サーバの情報を取得する場合に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)Hyper-Vサーバの前提製品

 ・Windows Server 2016 Hyper-V

(2)仮想サーバの前提OS

 ・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 ・Windows Server 2016 Standard/Datacenter

  ただし,Server Core/Nano Serverインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server 2016 Standard/Datacenter

  ただし,Server Core/Nano Serverインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

なし。

注意事項

(1)指定したファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。

(2)指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。

(3)同名の仮想サーバが2つ以上ある場合,出力するCSVファイルでは仮想サーバを特定できません。

バージョン

02.12.00

部品のタグ

Gather VM information,Hyper-V 2016

タスクログに表示される部品の名称

hyperv2016OutputVmSpec

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

23

異常(環境不正) 前提環境不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

hyperv.vmInfoListOutputFileName

仮想サーバ情報一覧出力ファイル名

仮想サーバ情報一覧を出力するファイル名をフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

−