Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.6.5 仮想サーバのメモリ設定変更

機能

この部品は,Hyper-V環境における仮想サーバのメモリの設定を変更します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)

 Hyper-Vがインストールされているサーバです。

・仮想サーバ

 Hyper-Vによって管理されている仮想サーバです。

この部品が変更できるメモリの設定は次の通りです。

・スタートアップRAM (MB)

・動的メモリの有効

・動的メモリの最小RAM (MB)

・動的メモリの最大RAM (MB)

・動的メモリのメモリバッファー

・メモリの重み

・NUMAノードで使用できるメモリの最大容量 (MB)

利用場面

この部品は,仮想サーバのメモリ設定を変更する場合に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)Hyper-Vサーバの前提製品

 ・Windows Server 2016 Hyper-V

(2)仮想サーバの前提OS

 ・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 ・Windows Server 2016 Standard/Datacenter

  ただし,Server Core/Nano Serverインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server 2016 Standard/Datacenter

  ただし,Server Core/Nano Serverインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)仮想サーバ名はHyper-Vサーバ内で一意であること。

注意事項

(1)仮想サーバの状態によって変更できるメモリの設定項目は異なります。

(2)メモリの設定項目がすべて未入力の場合,エラーとなります。

バージョン

02.12.00

部品のタグ

Modify VM,Hyper-V 2016

タスクログに表示される部品の名称

hyperv2016ChangeVMMemory

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

23

異常(環境不正) 前提環境不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

hyperv.vmName

仮想サーバ名

仮想サーバの名称を指定します(Hyper-Vにおける仮想サーバの表示名称です。OS上のホスト名ではありません)。

− 

入力

○ 

hyperv.memoryStartupMegaBytes

スタートアップRAM (MB)

仮想サーバの起動時に使用するメモリの量をMB単位で指定します。

− 

入力

△ 

hyperv.dynamicMemoryEnabled

動的メモリの有効

仮想サーバの動的メモリを有効にする場合は「true」,無効にする場合は「false」を指定してください。未入力の場合は動的メモリの有効の設定を変更しません。

− 

入力

△ 

hyperv.dynamicMemoryMinimumMegaBytes

動的メモリの最小RAM (MB)

動的メモリにおける最小メモリ量をMB単位で指定します。動的メモリが有効な場合だけ指定してください。

− 

入力

△ 

hyperv.dynamicMemoryMaximumMegaBytes

動的メモリの最大RAM (MB)

動的メモリにおける最大メモリ量をMB単位で指定します。動的メモリが有効な場合だけ指定してください。

− 

入力

△ 

hyperv.dynamicMemoryBuffer

動的メモリのメモリバッファー

Hyper-Vでバッファーとして予約しておくべきメモリの割合を指定してください。動的メモリが有効な場合だけ指定してください。

− 

入力

△ 

hyperv.memoryPriority

メモリの重み

仮想マシン間における使用可能なメモリを割り当てるときの優先度を指定します。

− 

入力

△ 

hyperv.memoryMaximumAmountMegaBytesPerNumaNode

NUMAノードで使用できるメモリの最大容量 (MB)

1つの仮想NUMA(Non-Uniform Memory Architecture)ノードで使用できるメモリの最大容量をMB単位で指定します。

− 

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

−