Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.5.11 仮想サーバの状態取得

機能

この部品は,Hyper-V環境における仮想サーバの状態を取得します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)

 Hyper-Vがインストールされているサーバです。

・仮想サーバ

 Hyper-Vによって管理されている仮想サーバです。

取得した仮想サーバの状態を表す値(数値)を,hyperv.vmStateプロパティに格納します。格納された値が意味する仮想サーバの状態を確認する場合は,タスクログの「vmState:」で始まる行をご覧ください。その場合,タスクのログ出力レベルを標準出力内容が出力されるレベル(30または40)に設定する必要があります。

利用場面

この部品は,仮想サーバの状態を確認し,仮想サーバの起動や停止,削除など,状態に応じた対処を実施する場合に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)Hyper-Vサーバの前提製品

 ・Windows Server 2012 Hyper-V,Windows Server 2012 R2 Hyper-V

(2)仮想サーバの前提OS

 ・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 ・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

  ただし,Server Coreインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

  ただし,Server Coreインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)仮想サーバ名はHyper-Vサーバ内で一意であること。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Gather VM information,Hyper-V 2012

タスクログに表示される部品の名称

hyperv2012GetVMState

戻り値

戻り値

説明

0

正常

23

異常(環境不正) 前提環境不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

hyperv.vmName

仮想サーバ名

仮想サーバの名称を指定します(Hyper-Vにおける仮想サーバの表示名称です。OS上のホスト名ではありません)。

− 

入力

○ 

hyperv.vmState

仮想サーバの状態

仮想サーバの状態が格納されます。

− 

出力

− 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

−