5.4.10 仮想サーバへのディスク追加
機能
この部品は,Hyper-V環境において,仮想サーバにディスクを追加します。
仮想サーバに仮想ディスク(容量可変/容量固定)を追加できますが,仮想ディスク(差分)およびパススルー(物理)ディスクは追加できません。
仮想ディスクファイルは,新規に作成します。
仮想ディスクは,SCSIコントローラーに追加できますが,IDEコントローラーには追加できません。
この部品が前提とするサーバを次に示します。
・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)
Hyper-Vがインストールされているサーバです。
・仮想サーバ
Hyper-Vによって管理されている仮想サーバです。
利用場面
この部品は,仮想サーバの新規構築時やディスク増設時など,仮想サーバにデータディスクを追加する場合に使用できます。
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
(1)Hyper-Vサーバの前提製品
・Windows Server 2008 R2 Hyper-V
(2)仮想サーバの前提OS
・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
ただし,Server Coreインストール環境は除く。
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
ただし,Server Coreインストール環境は除く。
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
(1)仮想サーバ名はHyper-Vサーバ内で一意であること。
(2)仮想サーバが停止完了の状態であること。
(3)仮想サーバにSCSIコントローラーが存在すること。
注意事項
(1)仮想サーバに追加した仮想ディスクの初期化は行いません。必要に応じて仮想サーバのOSにログインし,ディスクの初期化を実施してください。
(2)Hyper-Vサーバに作成済みの仮想ディスクファイルは追加できません。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Modify VM,Hyper-V 2008
タスクログに表示される部品の名称
hypervAddVDisk
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
12 |
異常(ユーザーミス) プロパティ不正 |
23 |
異常(環境不正) 前提環境不正 |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vmName |
仮想サーバ名 |
仮想サーバの名称を指定します(Hyper-Vにおける仮想サーバの表示名称です。OS上のホスト名ではありません)。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vHardDiskType |
仮想ディスクのタイプ |
仮想ディスクのタイプを指定します。次のどちらかを指定します。Dynamic:容量可変の仮想ディスクを作成します。Fixed:容量固定の仮想ディスクを作成します。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.scsiControllerNumber |
SCSIコントローラーの番号 |
仮想ディスクを追加する仮想サーバのSCSIコントローラーの番号を指定します。SCSIコントローラーの番号は,仮想サーバにSCSIコントローラーを追加した(Hyper-V マネージャーで表示する)順番を0から相対する整数値で指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.scsiLocationNumber |
SCSIコントローラーの場所番号 |
仮想ディスクを追加する仮想サーバのSCSIコントローラーの場所番号を指定します。SCSIコントローラーの場所番号は,仮想サーバに追加したSCSIコントローラーの未使用の場所を整数値で指定してください。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vhdPath |
仮想ディスクファイルのパス |
作成する仮想ディスクファイルのパスをフルパスで指定します。仮想ディスクファイルの拡張子はvhdを指定してください。作成済みの仮想ディスクファイルは指定できません。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.vHardDiskCapacity |
仮想ディスクの容量 |
作成する仮想ディスクの容量(単位:GB)を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
hyperv.checkJobNewVhdCount |
ジョブ監視回数(CreateDynamicVirtualHardDisk/CreateFixedVirtualHardDiskメソッド) |
Hyper-Vに要求した処理を監視する,ジョブ監視回数(CreateDynamicVirtualHardDisk/CreateFixedVirtualHardDiskメソッド)調整用のプロパティです。変更の必要はありません。 |
57600 |
入力 |
○ |
hyperv.checkJobNewVhdInterval |
ジョブ監視間隔(CreateDynamicVirtualHardDisk/CreateFixedVirtualHardDiskメソッド) |
Hyper-Vに要求した処理を監視する,ジョブ監視間隔(CreateDynamicVirtualHardDisk/CreateFixedVirtualHardDiskメソッド)調整用のプロパティです。変更の必要はありません。 |
3 |
入力 |
○ |
hyperv.checkJobAssignSCSICount |
ジョブ監視回数(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ハード ドライブの追加) |
Hyper-Vに要求した処理を監視する,ジョブ監視回数(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ハード ドライブの追加)調整用のプロパティです。変更の必要はありません。 |
1200 |
入力 |
○ |
hyperv.checkJobAssignSCSIInterval |
ジョブ監視間隔(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ハード ドライブの追加) |
Hyper-Vに要求した処理を監視する,ジョブ監視間隔(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ハード ドライブの追加)調整用のプロパティです。変更の必要はありません。 |
3 |
入力 |
○ |
hyperv.checkJobJoinCount |
ジョブ監視回数(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ディスクとの接続) |
Hyper-Vに要求した処理を監視する,ジョブ監視回数(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ディスクとの接続)調整用のプロパティです。変更の必要はありません。 |
1200 |
入力 |
○ |
hyperv.checkJobJoinInterval |
ジョブ監視間隔(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ディスクとの接続) |
Hyper-Vに要求した処理を監視する,ジョブ監視間隔(AddVirtualSystemResourcesメソッド,ディスクとの接続)調整用のプロパティです。変更の必要はありません。 |
3 |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |