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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.4.8 仮想サーバの情報一覧取得

機能

この部品は,Hyper-Vサーバの管理下にある仮想サーバの情報一覧をCSV形式でファイルに出力します。

出力ファイルのエンコード形式は,Hyper-Vサーバのシステムのデフォルトエンコーディングです。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・Hyper-Vサーバ(実行対象サーバ)

 Hyper-Vがインストールされているサーバです。

・仮想サーバ

 Hyper-Vによって管理されている仮想サーバです。

出力するCSVファイルの項目を次に示します。

項目はコンマ区切りで出力します。

(a) Hyper-Vサーバ名 (ヘッダー名:HostName)

(b) 仮想サーバ名 (ヘッダー名:VmName)

(c) 仮想サーバの状態※1 (ヘッダー名:VmState)

(d) 仮想サーバのCPU数※2 (ヘッダー名:NumCpu)

(e) 仮想サーバのメモリ容量(MB)※3 (ヘッダー名:MemoryMB)

※1:仮想サーバの状態の詳細については,JP1/AOマニュアルの「Hyper-Vが管理している仮想サーバの状態一覧」を参照してください。

※2:CPU数の値は,仮想サーバに割り当てられている仮想プロセッサの数です。

※3:仮想サーバに動的メモリを設定している場合は,スタートアップRAMの値です。

利用場面

Hyper-Vサーバの管理下にある仮想サーバの情報を取得する場合に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)Hyper-Vサーバの前提製品

 ・Windows Server 2008 R2 Hyper-V

ただし,Server Coreインストール環境は除く。

(2)仮想サーバの前提OS

 ・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

ただし,Server Coreインストール環境は除く。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)仮想サーバ名はHyper-Vサーバ内で一意であること。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Gather VM information,Hyper-V 2008

タスクログに表示される部品の名称

hypervOutputVmSpec

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

23

異常(環境不正) 前提環境不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

28

異常(取得情報なし) 仮想サーバが一台も存在しない

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.fileName

ファイル名

ファイル名をフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

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