Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.13.20 ファイルのコピー

機能

この部品は,指定したパスのファイルまたはフォルダを,指定したファイルまたはフォルダにコピーします。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・実行対象サーバ

 ファイルまたはフォルダのコピーを実行するサーバです。

実行対象サーバのOSがUNIXの場合,プロパティcommon.permissionOptionに1を設定することで,オーナー,グループ,パーミッション,タイムスタンプを保持したままコピーを実行します。UNIXにおいてこれらの属性の保持を行わずにコピーを実行したい場合,またはOSがWindowsの場合は該当プロパティの値を0に設定してください。

利用場面

アプリケーションの定義ファイルを退避する,コマンドの実行結果をファイル出力してコピーするなどに利用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

なし。

【実行対象サーバの稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) CentOS 6 (64-bit x86_64)

(9) CentOS 7 (64-bit x86_64)

(10) CentOS 8 (64-bit x86_64)

(11) Oracle Linux 8 (64-bit x86_64)

(12) AIX V6

(13) AIX V7

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1)プロパティcommon.destFilePathに既存のファイルやフォルダを指定した場合,上書きコピーを実行します。

(2)プロパティcommon.sourceFilePathに指定したフォルダに隠しファイルが含まれる場合,隠しファイルはコピーされません。

バージョン

03.01.01

部品のタグ

Control OS,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

osCopyFile

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

localhost

入力

○ 

common.sourceFilePath

コピー元ファイルのフルパス

コピー元ファイルまたはフォルダをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.destFilePath

コピー先ファイルのフルパス

コピー先ファイルまたはフォルダをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.permissionOption

ファイルの属性を保持するかどうか

ファイルの属性(mode,ownership,timestamps)をコピーするかどうかを指定します。コピーする場合は1,コピーしない場合は0を指定します。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

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