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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.13.14 OSユーザーの削除

機能

WindowsまたはUNIX環境でOSユーザーを削除します。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。前提条件に記載のWindowsまたはUNIXがセットアップされている必要があります。

Windowsの場合,ローカルユーザーまたはドメインユーザーを削除できます。

削除するユーザー種別に応じてプロパティWindows.userTypeに次の値を設定します。

 ・ローカルユーザーを削除する場合:local

 ・ドメインユーザーを削除する場合:domain

UNIXの場合,削除するOSユーザーのホームディレクトリもあわせて削除することができます。

プロパティUNIX.homeDirectoryDeleteに次の値を設定します。

 ・OSユーザーのホームディレクトリを削除する場合:yes

 ・OSユーザーのホームディレクトリを削除しない場合:no

実行対象サーバのOSがWindowsの場合,この部品の実行にはAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が必要です。実行対象サーバにAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が存在しない場合,または,無効の場合,システムアカウントで実行を行う部品「OSユーザーの削除(SYSTEM)」を実行してください。

利用場面

運用に使用するOSユーザーを削除する場合などに利用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

なし。

【実行対象サーバの稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) CentOS 6 (64-bit x86_64)

(9) CentOS 7 (64-bit x86_64)

(10) CentOS 8 (64-bit x86_64)

(11) Oracle Linux 8 (64-bit x86_64)

(12) AIX V6

(13) AIX V7

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1)実行対象サーバがUNIXの場合,ユーザーのホームディレクトリを削除する場合は,必要に応じてホームディレクトリに格納されたデータを退避してください。

(2) UNIX環境に対してこの部品を実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Configure OS,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

osDeleteUser

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

common.osUserName

OSユーザー名

削除するOSユーザーのユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

Windows.userType

OSユーザー種別

OSユーザーの種別をローカル(local)またはドメイン(domain)で指定します。domainの場合,操作対象サーバのドメインのプライマリドメインコントローラに対して操作を行います。このプロパティはWindowsだけで有効です。

local

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

Linux.homeDirectoryDelete

ホームディレクトリの削除可否

OSユーザー削除後にユーザーのホームディレクトリを削除するかどうかをyes(削除する)またはno(削除しない)で指定します。このプロパティはエージェントサーバのOSがUNIXの場合のみ有効です。

no

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△