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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.12.7 バックアップポリシーへのスケジュール属性変更

機能

この部品は,JP1/VERITAS NetBackupと連携し,指定したバックアップポリシーのスケジュール属性を変更します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・JP1/VERITAS NetBackup(実行対象サーバ)

 JP1/VERITAS NetBackup(マスターサーバ)が動作するサーバです。本製品によってこのサーバに部品が転送され,実行されます。

この部品内のスクリプトでは,次に示すコマンドを実行します。

・bpplschedrep "ポリシー名(JP1VERITAS.backupPolicyNameプロパティ)" "スケジュールラベル(JP1VERITAS.scheduleLabelプロパティ)"

       [-freq "自動バックアップの間隔(JP1VERITAS.backupFrequencyプロパティ)"]

       [-checksum_change_detection "アクセラレータ強制再スキャン(JP1VERITAS.accelForceRescanプロパティ)"]

       [-0 "バックアップ時間帯の開始時刻(日曜日)(JP1VERITAS.sunStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(日曜日)(JP1VERITAS.sunDurationプロパティ)"]

       [-1 "バックアップ時間帯の開始時刻(月曜日)(JP1VERITAS.monStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(月曜日)(JP1VERITAS.monDurationプロパティ)"]

       [-2 "バックアップ時間帯の開始時刻(火曜日)(JP1VERITAS.tueStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(火曜日)(JP1VERITAS.tueDurationプロパティ)"]

       [-3 "バックアップ時間帯の開始時刻(水曜日)(JP1VERITAS.wedStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(水曜日)(JP1VERITAS.wedDurationプロパティ)"]

       [-4 "バックアップ時間帯の開始時刻(木曜日)(JP1VERITAS.thuStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(木曜日)(JP1VERITAS.thuDurationプロパティ)"]

       [-5 "バックアップ時間帯の開始時刻(金曜日)(JP1VERITAS.friStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(金曜日)(JP1VERITAS.friDurationプロパティ)"]

       [-6 "バックアップ時間帯の開始時刻(土曜日)(JP1VERITAS.satStartプロパティ)" "バックアップ時間帯の長さ(土曜日)(JP1VERITAS.satDurationプロパティ)"]

       [-rl "バックアップ保持期間(JP1VERITAS.retentionプロパティ)"]

JP1/VERITAS NetBackupのbpplschedrepコマンドの詳細については,JP1/VERITAS NetBackupマニュアルの同コマンドを参照してください。

【プロパティ指定に関して】

・各曜日のバックアップ時間帯の開始時刻と長さ(JP1VERITAS.xxxStartプロパティとJP1VERITAS.xxxDurationプロパティ)は両方指定してください。どちらか片方だけが指定されている場合は指定値が無視され,その曜日にはバックアップ時間帯が設定されません。

利用場面

バックアップポリシーを作成・設定は,次の部品を使って使用できます。

・バックアップポリシーの作成

・バックアップポリシーの初期化

・バックアップポリシーの属性変更

・バックアップポリシーへのスケジュール追加

・バックアップポリシーへのスケジュール属性変更

・バックアップポリシーへのクライアント追加

・バックアップポリシーへのファイルリスト追加

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1) JP1/VERITAS NetBackup 7.6,7.7

 (2) JP1/VERITAS NetBackup 8.0,8.1,8.2,8.3

 (3) JP1/VERITAS NetBackup 9.0,9.1

【実行対象サーバの稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

【実行対象システム内前提製品の使用条件】

 特になし。

注意事項

(1) この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2) バックアップポリシー名(JP1VERITAS.backupPolicyNameプロパティ)には,半角英数字および「.」,「-」,「+」,「_」は指定可能です。但し,先頭および末尾に「.」,「-」を指定した場合および指定可能文字以外を指定した場合,タスクが異常終了します。

(3) その他の注意事項については,JP1/VERITAS NetBackupマニュアルの同コマンドの注意事項を参照してください。

実行権限

Administratorsグループに属するユーザーであること。

バージョン

02.01.00

部品のタグ

Control JP1,VERITAS,Windows

タスクログに表示される部品の名称

jp1veritasModifySchedule

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1VERITAS.backupPolicyName

バックアップポリシー名

バックアップポリシー名を指定します。

− 

入力

○ 

JP1VERITAS.scheduleLabel

スケジュールラベル

スケジュールのラベルを指定します。

− 

入力

○ 

JP1VERITAS.backupFrequency

自動バックアップの間隔

自動バックアップの間隔を秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.accelForceRescan

アクセラレータ強制再スキャン

アクセラレータ強制再スキャンを有効にする場合は1,無効にする場合は0を指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.sunStart

バックアップ時間帯の開始時刻(日曜日)

日曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.sunDuration

バックアップ時間帯の長さ(日曜日)

日曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.monStart

バックアップ時間帯の開始時刻(月曜日)

月曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.monDuration

バックアップ時間帯の長さ(月曜日)

月曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.tueStart

バックアップ時間帯の開始時刻(火曜日)

火曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.tueDuration

バックアップ時間帯の長さ(火曜日)

火曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.wedStart

バックアップ時間帯の開始時刻(水曜日)

水曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.wedDuration

バックアップ時間帯の長さ(水曜日)

水曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.thuStart

バックアップ時間帯の開始時刻(木曜日)

木曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.thuDuration

バックアップ時間帯の長さ(木曜日)

木曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.friStart

バックアップ時間帯の開始時刻(金曜日)

金曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.friDuration

バックアップ時間帯の長さ(金曜日)

金曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.satStart

バックアップ時間帯の開始時刻(土曜日)

土曜日のバックアップ時間帯の開始時刻を,0時からの通算秒で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.satDuration

バックアップ時間帯の長さ(土曜日)

土曜日のバックアップ時間帯の長さを,秒数で指定します。

− 

入力

△ 

JP1VERITAS.retention

バックアップ保持期間

取得したバックアップが保持される期間を0〜24の整数値で指定します。0:1週間,1:2週間,2:3週間,3:1か月,4:2か月,5:3か月,6:6か月,7:9か月,8:1年,9-24:無制限を表します。

− 

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△