Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.10.1 Storeデータベース保存条件設定

機能

この部品は,JP1/PFMで管理するエージェントに対して,パフォーマンスデータの保存条件を設定します。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・PFM管理サーバ(実行対象サーバ)

 この部品を実行する対象です。JP1/PFM - Web Consoleがセットアップされている必要があります。

利用場面

JP1/PFM - RMを使用して性能監視を行っているシステムで,追加したリモートエージェントの初期設定を行う場合などに使用できます。

次の部品もあわせて使用することで,JP1/PFM - RMの監視設定作業を効率化できます。

・jp1pfmSetRemoteAgent

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 (1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1)JP1/Performance Management - Web Console 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

 (5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

 (6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 (7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

 (8) AIX V6

 (9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 (1)実行対象サーバ上に,次のファイルが格納されていること。

 ・保存条件の定義ファイル(jpcaspsv updateコマンドで指定するファイル)

  ただし,保存条件の定義ファイル中の「service」には次の値を指定してください。

  「7S1#INSTANCENAME#[#REMOTEMONITORHOST#]」

 (2)実行対象サーバで,JP1/PFMの管理ユーザー権限のユーザーアカウントで認証用キーファイルが作成済みであること。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Configure JP1,PFM,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1pfmAddStoreDataDef

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

13

異常(ユーザーミス) 認証不可

14

異常(ユーザーミス) ファイルアクセス不可

20

異常(ユーザーミス) その他ユーザーエラー

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

22

異常(環境不正) メモリ/ディスク容量不足

23

異常(環境不正) 前提環境不正

25

異常(環境不正) 通信エラー

26

異常(連携製品トラブル) 内部エラー

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

JP1PFM.storageConditionDefinitionFileName

保存条件の定義ファイル名

実行対象サーバ上のJP1/PFMの保存条件の定義ファイルのフルパスを指定します。

− 

入力

○ 

JP1PFM.instanceName

JP1/PFM - RMのインスタンス名

監視対象サーバのリモートエージェントが属するJP1/PFM - RMのインスタンス名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1PFM.remoteMonitorHost

Remote Monitor Collectorサービス稼働ホスト名

Remote Monitor Collectorサービス稼働ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△