Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.8.2 JP1イベントの対処状況変更

機能

指定したサーバのJP1/IM - Manager(以降,JP1/IMと呼びます)に対し,発生している重要なJP1イベントの対処状況の変更を行います。

また,JP1/IM - Viewの[重要イベント]ページからJP1イベントを削除します。

次に示す重要イベント対処状況キーの指定によって,対処状況を変更します。

(凡例)キー:変更後の対処状況

PROCESSED:対処済

PROCESSING:処理中

HELD:保留

UNPROCESSED:未対処

この部品では,次のサーバを前提とします。

・監視サーバ(実行対象サーバ)

 JP1/IM - Managerがインストールされているサーバです。

利用場面

障害回復時に発行済みのJP1イベントを対処済みに変更し,JP1/IM - Viewから削除する場合に使用します。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 (1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1)JP1/Integrated Management - Manager 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

 (5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

 (6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 (7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

 (8) AIX V6

 (9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 (1)JP1/IMが稼働していること。

実行権限

Windows の場合:Administrators権限

UNIXの場合:なし

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Control JP1,IM,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1imChangeEventStatus

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

13

異常(ユーザーミス) 認証不可

20

異常(ユーザーミス) その他ユーザーエラー

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

25

異常(環境不正) 通信エラー

26

異常(連携製品トラブル) 内部エラー

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1IM.jp1imLHostName

JP1/IMの論理ホスト名

JP1/IMの論理ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1IM.severeEventResponseStatusKey

重要イベント対処状況キー

重要イベントの対処状況を表すキー値を指定します。PROCESSED,PROCESSING,HELD,UNPROCESSEDのどれかのキーを指定してください。

− 

入力

○ 

JP1IM.deleteSevereEventFromIMView

JP1/IM-Viewからの重要イベント削除の要否

指定した重要イベントをJP1/IM - Viewの画面から削除するかどうか指定します。削除する場合は必ず"yes"を入力してください。それ以外の値または空欄の場合,JP1/IM - Viewから削除しません。なお,イベントDBからは削除されません。

− 

入力

△ 

JP1IM.serialNumber

イベントDB内通し番号

対処状況を変更する重要イベントのイベントDB内通し番号を指定します。イベントDB内通し番号は,最大10個指定できます。複数指定する場合は,通し番号と通し番号の間をコンマで区切ります。コンマの前後に空白を指定できません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△