Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.7.13 JP1/Baseユーザーマッピング削除(SYSTEM)

機能

指定したサーバのJP1/Baseに対し,ユーザーマッピング情報を削除します。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・エージェントサーバ(実行対象サーバ)

 この部品を実行する対象です。JP1/Baseがセットアップされている必要があります。

利用場面

運用に使用するOSユーザーの削除の際に,ユーザーマッピング情報の削除をあわせて実行する場合などに利用できます。また,下記部品と組みあわせて,JP1ユーザーを削除する際に必要となるユーザーマッピング情報,パスワード管理情報および操作権限の削除を行うことで,JP1ユーザーの削除作業を効率化できます。

・jp1baseDeleteJp1User

・jp1baseDeletePermission

・jp1baseDeleteUserInfo

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)JP1/Base 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) AIX V6

(9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)実行対象サーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,プロパティplugin.destinationHostにはJP1/Baseの論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティJP1.logicalHostNameにはJP1/Baseの論理ホスト名を指定してください。

(2)JP1ユーザーに定義されたすべてのマッピング情報を削除する場合は,プロパティJP1Base.serverHostNameを指定せずに実行してください。

注意事項

(1) UNIX環境に対してこの部品を実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

バージョン

02.50.01

部品のタグ

Configure JP1,Base,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1baseDeleteMapping_System

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

13

異常(ユーザーミス) 認証不可

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

22

異常(環境不正) メモリ/ディスク容量不足

26

異常(連携製品トラブル) 内部エラー

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

JP1.logicalHostName

実行対象サーバの論理ホスト名

実行対象サーバのJP1論理ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.jp1UserName

JP1ユーザー名

マッピング情報を削除するJP1ユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

JP1Base.serverHostName

サーバホスト名

指定したJP1ユーザーに設定されているサーバのホスト名を指定します。このプロパティを省略した場合,指定したJP1ユーザーのすべてのマッピング情報が削除されます。

− 

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△