Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.7.11 JP1/Baseの停止(UNIX)

機能

この部品は,UNIXの実行対象サーバで,JP1/Baseを停止します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。

この部品内のスクリプトでは次のコマンドを実行します。

・jbs_spmd_stop [-h "論理ホスト名(JP1.logicalHostNameプロパティ)の値"]

        [-kill]※1

※1 killオプション(JP1.killOptionプロパティ)の値に"true"を指定した場合に設定されます。

JP1/Baseのjbs_spmd_stopコマンドの詳細については,JP1/Baseマニュアルの同コマンドを参照してください。

利用場面

JP1/Baseの設定変更後,変更を反映するためにJP1/Baseを再起動する場合に使用します。

なお,この部品は停止の完了を待たずに非同期で終了しますが,この部品実行後に「JP1/Baseの状態取得」部品を使用することで停止の完了を待つことができます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)JP1/Base 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(2) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(3) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)JP1/Baseが起動していること。

(2)実行対象サーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,プロパティplugin.destinationHostにはJP1/Baseの論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティJP1.logicalHostNameにはJP1/Baseの論理ホスト名を指定してください。

注意事項

(1) この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2) その他の注意事項については,JP1/Baseマニュアルの同コマンドの注意事項を参照してください。

実行権限

root権限

バージョン

02.02.00

部品のタグ

Control JP1,Base,Linux

タスクログに表示される部品の名称

jp1baseStop

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1.logicalHostName

実行対象サーバの論理ホスト名

実行対象サーバのJP1論理ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1.killOption

killオプション

実行するコマンドにkillオプションを設定する場合は"true"を指定します。"true"以外の場合は,killオプションを設定しません。

false

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△