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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.4.10 Active Directoryユーザーアカウントロック解除

機能

この部品は,指定したサーバのActive Directoryに対して,ドメインコントローラーが管理するユーザーアカウントのロックを解除してログオン可能な状態にします。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。前提条件に記載のActive Directoryがセットアップされている必要があります。

この部品内のスクリプトでは次に示す処理を行います。

・次のコマンドを実行します。

 net user "ユーザーアカウント名(Windows.userAccountNameプロパティ)の値"

      /active

      /domain

 net userコマンドの詳細については,Microsoftのライブラリ内で記載している箇所を参照してください。

利用場面

Active Directoryで,パスワード入力ミスなどでロックアウトされたユーザーアカウントのロック解除を行う場合に使用します。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1) Active Directory ドメイン サービス

 (2) DNS サーバー

【実行対象サーバの稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 なし。

注意事項

(1) 部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2) この部品が異常終了してタスクログに「このコマンドの構文は次のとおりです:」と出力された場合,ユーザーアカウント名が誤っている可能性があります。ユーザーアカウント名を確認してください。

実行権限

(1) 実行サーバに接続する際のユーザーは,管理者特権を持っている必要があります。

バージョン

02.10.00

部品のタグ

Active Directory,Control Active Directory,Windows

タスクログに表示される部品の名称

adUnlockUserAccount

戻り値

戻り値

説明

0

正常

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

Windows.userAccountName

ユーザーアカウント名

ユーザーアカウント名を指定します。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

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