Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.2.18 ファイルエクスポート部品

機能

指定した値を任意の形式で,ファイルに出力できます。

指定した値のフォーマット処理には,Apache Velocity Engineが使用されます。

注意事項

バージョン

01.00.00

タグ

File Operations

戻り値

戻り値

説明

0

正常に終了した。

1

出力先ファイルパスに指定された値のパス長が最大値を超えている。

2

VTL(Velocity Template Language)記述に文法エラーがあった。

3

内部エラーが発生した。

4

内部エラーが発生した。

5

出力ファイルへの書き込み中にエラーが発生した。

63

内部エラーが発生した。

80

タスクの実行を停止した。

プロパティ一覧

プロパティを次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

content

エクスポートコンテンツ

ファイルに出力する内容の基となる文字列を指定します。

入力

fileName※1

出力ファイル名

出力ファイル名を指定します。

入力

directoryPath※1

出力先ディレクトリパス

出力ファイルの格納先フォルダを,絶対パスまたは相対パスで指定します。

指定を省略した場合は,次のフォルダが設定されます。また,相対パスを指定した場合は,このフォルダが起点となります。

OSがWindowsの場合

JP1/AOのインストール先フォルダ¥data¥task¥タスクID

クラスタ環境の場合,「JP1/AO のインストール先フォルダ」を「共有フォルダ名¥jp1ao」に置き換えてください。

OSがLinuxの場合

/var/opt/jp1ao/data/task/タスクID

クラスタ環境の場合,「/var/opt/jp1ao」を「共有フォルダ名/jp1ao」に置き換えてください。

入力

template

出力用テンプレート

値の出力形式を指定します。値の出力形式は,VTLで指定してください。指定を省略した場合は,入力値がそのまま出力されます。

入力

charset

文字セット

出力されるファイルの文字セットを指定します。指定できる文字セットを次に示します。大文字と小文字は区別しません。

  • EUC-JP

  • eucjp

  • ibm-943C

  • ISO-8859-1

  • MS932

  • PCK

  • Shift_JIS

  • UTF-8

  • windows-31j

入力

exportFilePath

出力ファイルパス

出力ファイルのフルパスが出力されます。

出力

Message

メッセージ

部品の実行中に発生したエラーメッセージが出力されます。

出力

注※1
  • プロパティ「fileName」および「directoryPath」に指定した値は,合計で256文字以内で指定してください。これを超えた場合はエラーになります。

  • 同じ名称のファイルがある場合,上書き保存されます。

  • 同じ名称のフォルダがある場合はエラーになります。このとき,戻り値5が返却されます。

プロパティ「template」に指定できる予約変数

プロパティ「template」は,VTLに準拠して指定してください。ファイルエクスポート部品では,このときに使用できる予約済み変数を提供しています。

プロパティ「content」およびプロパティ「template」の指定例