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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.10.5 OSユーザーの一覧取得

機能

このサービステンプレートは,Windows/UNIXのOSユーザーの一覧を取得します。

このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。

・Windowsサーバ

・UNIXサーバ

次の作業を実施します。

(1)OSユーザーの一覧を取得し,指定されたファイルにテキスト形式で出力します。Windowsの場合,ファイルの出力フォーマットは,net userコマンドの出力結果と同じ形式です。

(2)ファイルをローカルサーバの指定されたフォルダに転送します。Windows/UNIXサーバ上の転送元ファイルは削除します。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

なし。

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) CentOS 6 (64-bit x86_64)

(9) CentOS 7 (64-bit x86_64)

(10) CentOS 8 (64-bit x86_64)

(11) Oracle Linux 8 (64-bit x86_64)

(12) AIX V6

(13) AIX V7

【システム内前提製品の使用条件】

なし。

【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】

なし。

注意事項

(1)UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

(2)OSユーザーの一覧を取得するサーバのOSがWindowsでマルチバイト文字を指定する場合は,出力ファイル名(リモート)プロパティの指定値は256バイト以内となるよう指定してください。

(3)マルチバイト文字を指定する場合は,出力ファイル名(ローカル)プロパティの指定値は256バイト以内となるよう指定してください。

(4)リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。

(5)リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。

バージョン

02.00.00

タグ

Gather OS information,Linux,Windows,AIX

プロパティ一覧

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

OS.targetHost

Windows/UNIXサーバのホスト名

OSのユーザーの一覧を取得するWindowsサーバまたはUNIXサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

入力

無効

○ 

OS.userType

OSユーザー種別

操作対象のOSユーザー種別をlocal(ローカル)またはdomain(ドメイン)で指定します。このプロパティはエージェントサーバのOSがWindowsの場合だけ有効です。

入力

無効

△ 

OS.listOutputFileNameRemote

出力ファイル名(リモート)

OSユーザーの一覧を出力するWindowsサーバまたはUNIXサーバのファイル名をフルパスで指定します。転送後にリモートのファイルは削除されます。

入力

無効

○ 

OS.listOutputFileNameLocal

出力ファイル名(ローカル)

OSユーザーの一覧を出力するローカルのファイル名を指定します。

入力

無効

○ 

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

OS.targetHost

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

OS.userType

次の値のどれかを選択する。

local,domain

OS.listOutputFileNameRemote

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」を除く。

OS.listOutputFileNameLocal

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」を除く。

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

OSユーザーの一覧取得

OSユーザーの一覧取得

OSユーザーの一覧取得

Windows/UNIXのOSユーザーの一覧を取得します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

2

ファイル転送

ファイル転送

ファイル転送部品

OSユーザーの一覧を転送します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

3

一時ファイル削除

一時ファイル削除

ファイル削除

一時ファイルを削除します。

対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。