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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.8.1 リモートコマンド実行

機能

指定したサーバに格納済みのコマンドを実行して結果を出力します。

このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。

・実行対象サーバ

 前提条件に記載されたバージョンのWindowsまたはUNIXがインストールされたサーバです。実行対象のコマンドが格納されている必要があります。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

なし。

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) CentOS 6 (64-bit x86_64)

(9) CentOS 7 (64-bit x86_64)

(10) CentOS 8 (64-bit x86_64)

(11) Oracle Linux 8 (64-bit x86_64)

(12) HP-UX 11i V3 (IPF)

(13) Solaris 10 (SPARC),Solaris 11 (SPARC)

(14) AIX V6

(15) AIX V7

注意事項

(1)実行したコマンドの標準出力結果が100キロバイトを超える場合,サービスは異常終了します。

(2)実行したコマンドの標準出力結果はプロパティcommon.stdoutPropertyに1024文字まで格納し,それ以上の出力内容は切り捨てとなります。

(3)ユーザーに入力を求める対話式コマンドおよびスクリプト,GUI表示などにより自動的に終了しないコマンドは実行できません。

(4)実行対象サーバの稼働OSがUNIXの場合は,エージェントレス接続先に定義された接続ユーザーのデフォルトロケールでコマンドが実行されます。詳細については,本製品マニュアルの「部品実行時に設定される操作対象の機器のロケールについて」および「部品実行時に本製品が通信で使用する文字セットについて」を参照してください。

(5)Linux以外のUNIXでは,プロパティcommon.remoteCommandとプロパティcommon.remoteCommandParameterにASCII文字以外を使用する場合は,本製品 サービステンプレートリファレンスに記載されている,UNIXでASCII文字以外の文字を含むコマンドラインを実行するための前提条件を満たす必要があります。

(6)その他の注意事項については本製品 サービステンプレートリファレンスの汎用コマンド実行部品の注意事項を参照してください。

バージョン

02.50.00

タグ

Execute Script,Linux,Windows,AIX,Solaris,HP-UX

プロパティ一覧

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

common.targetHost

実行対象サーバのホスト名

実行対象サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

入力

無効

○ 

common.remoteCommand

実行するコマンド

実行対象サーバで実行するコマンドのパスをフルパスで指定します。パス内に空白が含まれている場合は""で囲んでください。

入力

無効

○ 

common.remoteCommandParameter

コマンドのパラメーター

実行対象サーバで実行するコマンドのパラメーターを指定します。空白を含む文字列を1つのパラメーターとして認識させたい場合は,""で囲んでください。

入力

無効

△ 

[タスク詳細]画面にだけ表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

common.stdoutProperty

コマンドの標準出力文字列

コマンドが出力した標準出力の文字列を格納するサービスプロパティです。

出力

無効

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

common.targetHost

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

common.remoteCommand

256文字以内の文字列。

common.remoteCommandParameter

1024文字以内の文字列。

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

リモートコマンド実行

リモートコマンド実行

汎用コマンド実行部品

リモートの実行対象サーバ上のコマンドを実行して結果を表示します。

エラー要因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。