Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.5.24 JP1ユーザーマッピング定義取得

機能

このサービステンプレートは,JP1/BaseのJP1ユーザーとOSマッピング情報をユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)の形式で取得します。

次の作業を実施します。

(1)指定されたファイルにJP1ユーザーとOSマッピング情報をテキスト形式(ユーザーマッピング定義ファイル(jp1BsUmap.conf)と同じ形式)で出力します。ファイルの出力形式は,JP1/Baseのjbsgetumapコマンドの出力結果と同じ形式です。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

(1) JP1/Baseが稼働していること。

 JP1/Base 09-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) AIX V6

(9) AIX V7

【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】

(1) 認証サーバの設定がされていること。

(2) JP1/Baseのjbsgetumapコマンドの使用条件を満たしていること。

注意事項

(1) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

(2) リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。

(3) リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。

バージョン

02.00.00

タグ

Gather JP1 information,Base

プロパティ一覧

プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。

プロパティグループ

説明

初期表示

監視システム環境情報

JP1/Baseの環境情報を指定してください。

表示されます。

JP1ユーザーマッピング取得情報

取得するJP1ユーザーマッピングに関する情報を指定してください。

表示されます。

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameRemote

JP1ユーザーマッピング定義出力ファイル名(リモート)

JP1/Baseのホスト上にJP1ユーザーマッピング定義を出力するファイル名をフルパスで指定します。

入力

無効

○ 

JP1ユーザーマッピング取得情報

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1base.jp1BaseHostName

JP1/Baseのホスト名

JP1/Baseがインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。

入力

無効

○ 

監視システム環境情報

jp1base.jp1BaseLHostName

JP1/Baseの論理ホスト名

エージェントサーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,JP1/Baseの論理ホスト名を指定します。

入力

無効

△ 

監視システム環境情報

jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameLocal

JP1ユーザーマッピング定義出力ファイル名(ローカル)

JP1ユーザーマッピング定義を取得するJP1/AOサーバのファイル名をフルパスで指定します。

入力

無効

○ 

JP1ユーザーマッピング取得情報

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameRemote

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」,「/」を除く。

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1base.jp1BaseHostName

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

jp1base.jp1BaseLHostName

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

jp1base.listJP1UserMappingOutputFileNameLocal

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」,「/」を除く。

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

JP1ユーザーとOSユーザーマッピング定義取得

JP1ユーザーとOSユーザーマッピング定義取得

マッピング情報の確認

JP1ユーザーとOSユーザーマッピング定義を取得します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

2

ファイル転送

ファイル転送

ファイル転送部品

JP1ユーザーマッピング定義を転送します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

3

一時ファイル削除

一時ファイル削除

ファイル削除

一時ファイルを削除します。

対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。