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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.4.5 JP1/Cm2の監視対象ノード追加

機能

JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)の監視対象に複数のノードを追加します。

このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。

・NNMサーバ

 JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)がインストールされているサーバです。

・監視対象ノード

 JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)へ監視対象として追加するサーバまたは機器です。

処理の概要を次に示します。

1.NNMサーバのJP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)に対し監視対象ノードを追加します。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

(1) JP1/Cm2/Network Node Manager i 09-10〜10-50

(2) JP1/Network Node Manager i 11-00〜12-60

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 ・bind-utilsパッケージがインストールされていること。

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

 ・bind-utilsパッケージがインストールされていること。

【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】

(1) JP1/AOサーバ上で,追加する監視対象ノードの名前解決ができること。

(2) JP1/Cm2/NNMを使用する場合,ovspmd,ovwdb,pmd,ovtopmd,netmonの5つのプロセスが起動していること。

(3) JP1/Cm2/NNMに複数の監視対象ノードの追加を行う場合,各監視対象ノードは同一のサブネット上に存在する必要があります(指定できるサブネットマスクは1つだけです)。

(4) このサービスを実行する場合,エージェントレス接続先としてJP1/AOサーバ("localhost"で解決されるループバックアドレス)およびNNMサーバを設定する必要があります。

注意事項

(1)このサービスを同一のNNMサーバに複数同時に実行しないでください。

(2)JP1/Cm2/NNMiのマルチテナントには対応していないため,テナントを使用している場合は,監視対象ノードを追加したあとに手動で監視対象ノードをテナントに移動してください。

(3)JP1/Cm2/NNMiの場合,監視対象ノードを追加するためにシードを登録します。そのシードをJP1/Cm2/NNMiでは監視対象ノードを追加したあとに削除することを推奨しています。

 このサービスではシードを追加したあとにいつ監視対象ノードが追加されるか不定のため,自動でシードを削除していません。

 シードについての詳細はJP1/Cm2/NNMiのリリースノートを参照願います。

バージョン

02.12.00

タグ

Configure JP1,NNMi

プロパティ一覧

プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。

プロパティグループ

説明

初期表示

監視システム環境情報

NNMサーバの環境情報を指定してください。

表示されます。

監視対象ノード情報

追加する監視対象ノードの情報を設定してください。

表示されます。

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1cm2nnm.nnmHostName

NNMサーバのホスト名

JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)がインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。

入力

無効

○ 

監視システム環境情報

jp1cm2nnm.targetSubnetMask

監視対象ノードのサブネットマスク

追加する監視対象ノードのサブネットマスクを指定します(複数指定不可)。JP1/Cm2/NNMを使用する場合は必ず指定してください。

入力

無効

△ 

監視対象ノード情報

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

common.foreachIPaddress

監視対象ノードのIPアドレス

追加する監視対象ノードのIPアドレスを指定します。複数指定する場合はコンマで区切ってください。99個まで指定できます。IPv6アドレスには対応していません。

入力

無効

○ 

監視対象ノード情報

[タスク詳細]画面にだけ表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

common.taskResult

繰り返しタスクの実行結果

タスクごとの成功(true),失敗(false)をコンマ区切りで出力します。

出力

無効

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1cm2nnm.nnmHostName

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

jp1cm2nnm.targetSubnetMask

15文字以内の半角数字および「.」。

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

common.foreachIPaddress

1024文字以内の半角数字および「.」,「,」。

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

監視対象ノード追加

監視対象ノード追加

繰り返し実行部品

JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)の監視対象に複数のノードを追加します。

エラー原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。