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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation コマンド・API リファレンス 


2.2.12 ドメインオブジェクトの形式

ドメインとは,JP1/AOがサポートするリソースが格納されている場所を指します。ドメインオブジェクトとは,リソースを指します。ここでは,リソースが持つメンバーのデータ形式について説明します。

サポートするデータ型

JSON形式およびXML形式でサポートするデータ型を次の表に示します。

表2‒19 サポートするデータ型

型名

説明

boolean

trueまたはfalse

integer

32bit符号付き整数

long

64bit符号付き整数

string

テキストデータ

注※

ISO8601String,URLStringおよびenumは,string型の拡張表現です。

日付と時間

ドメインオブジェクトでの日付と時間の指定方法を説明します。

日付と時間は,ISO8601フォーマットを使用して指定してください。フォーマットでは,「年(yyyy)」以外のすべての情報を省略できます。日付または時間が省略された場合,指定可能な最小値が自動的に追加されます。タイムゾーンが省略された場合,デフォルトでは,JP1/AOサーバに設定されたタイムゾーンが設定されます。

ただし,HQL::filterを使用して日付と時間を指定する場合,日付と時間は省略できません。また,JSON形式で時間情報を取得する場合,タイムゾーン情報の「:」が表記されていない時間(例:2014-12-09T18:50:30.500+0900)が出力されます。JSON形式で取得した時間情報を,そのままAPIの入力に指定する場合には,タイムゾーンに「:」を追加してください(例:2014-12-09T18:50:30.500+09:00)。「:」を追加しない場合,エラーになります。

なお,リソースのメンバーのデータ型が「ISO8601String」である場合,年月日,時刻,タイムゾーンは,「yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmmTZD」の形式でレスポンスボディーに表示されます。

表2‒20 年月日,時刻,タイムゾーンの形式

フォーマット

指定例

JP1/AOで処理する時間

yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmmTZD

2014-12-09T18:50:30.500+09:00

指定例と同じ

yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmm

2014-12-09T18:50:30.500.000

2014-12-09T18:50:30.500.000[ホストサーバのタイムゾーン]

yyyy-mm-ddThh:mm:ssTZD

2014-12-09T18:50:30+09:00

2014-12-09T18:50:30.000+09:00

yyyy-mm-ddThh:mmTZD

2014-12-09T18:50+09:00

2014-12-09T18:50:00.000+09:00

yyyy-mm-ddThhTZD

2014-12-09T18+09:00

2014-12-09T18:00:00.000+09:00

yyyy-mm-dd

2014-12-09

2014-12-09T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン]

yyyy-mm

2014-12

2014-12-01T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン]

yyyy

2014

2014-01-01T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン]