1.6.11 stoptask(タスクの実行停止)
機能
タスクIDを指定することで,指定したタスクを実行停止します。ただし,デバッグタスクについては実行停止できません。
なお,このコマンドでは,タスクの強制停止はできません。
形式
stoptask /taskid タスクID /user ユーザーID {/password パスワード | /passwordfile パスワードファイルパス}
引数
- /taskid タスクID
実行停止するタスクのタスクIDを指定します。
指定できる値は,16桁までの半角数字(10進数)です。
- /user ユーザーID
JP1/AOのユーザーIDを指定します。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,半角英数字,「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「-」,「.」,「=」,「@」,「\」,「^」,「_」,「|」です。
大文字と小文字は区別しません。
- /password パスワード
userオプションで指定した,ユーザーのパスワードを指定します。
このオプションまたはpasswordfileオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,userオプションと同じです。
- /passwordfile パスワードファイルパス
userオプションで指定したユーザーのパスワードファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。パスワードファイルはencryptpasswordコマンドで作成します。
このオプションまたはpasswordオプションのどちらかを指定する必要があります。両方のオプションが指定されている場合,およびどちらのオプションも指定されていない場合はエラーとなります。
格納先
- Windowsの場合
JP1/AOのインストール先フォルダ\bin
- Linuxの場合
/opt/jp1ao/bin
実行権限
OSのAdministrators権限またはroot権限を持つユーザーで実行してください。Administrators権限またはroot権限がない場合は,権限昇格を求めるメッセージが表示されます。
コマンド実行ユーザーが所属するユーザーグループから,実行停止したいタスクのサービスグループに対して,Adminロール,Developロール,ModifyロールまたはSubmitロールが設定されている必要があります。ロールが設定されていないサービスグループのタスクについては実行停止できません。
注意事項
実行停止したいタスクの状態が実行中,応答待ち中,または異常検出の場合に,このコマンドを実行してください。これ以外の状態の場合にコマンドを実行すると,コマンドの戻り値が140で失敗します。
戻り値
コマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常に終了しました。 |
1 |
引数が不正です。 |
2 |
コマンドの実行を中断しました。 |
3 |
サービスの状態が不正です。 |
5 |
通信に失敗しました。 |
6 |
認証に失敗しました。 |
7 |
パスの指定が不正です。 |
9 |
指定したパスが存在しません。 |
14 |
コマンドの実行権限がありません。 |
140 |
タスクの実行停止に失敗しました。 |
255 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
Windowsで,指定したタスク(タスクIDが1)を実行停止する場合のコマンドの使用例を示します。
stoptask /taskid 1 /user user01 /password pass01