Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


6.2.3 部品の定義情報として設定する項目について

部品の作成・編集・複製時に設定できる項目を,各タブごとに次に示します。

表6‒6 部品の定義情報として設定する項目([定義情報]タブ)

項目

説明

[部品ID]※1

部品を識別するIDを指定します。

[部品バージョン]※1

部品のバージョン番号を指定します。

「aa.bb.cc」の形式で指定します。

[ベンダーID]※1

部品を作成したベンダーを識別するIDを指定します。

ベンダーIDは,ユニークとなるようにドメイン名をトップレベルドメイン名から逆順で「.」(ピリオド)区切りで指定してください。例えば「com.xxxx」や「jp.co.yyyy」のように指定してください。また,ベンダーIDにドメイン名を使用しない場合は,ほかのベンダーIDと値が重複しないようにしてください。

ただし,「com.hitachi.software.dna」で始まるベンダーIDは指定できません。

[部品名]

部品の名称を指定します。

[ベンダー名]※2

部品を作成したベンダーの名称を指定します。

[説明]

部品の説明を指定します。

[タグ]

部品に定義するタグを指定します。タグは複数指定できます。タグは,その部品に設定するすべてのタグ名の文字と,タグとタグとの間に挿入されるコンマの数の合計が256文字以内で指定できます。

[アイコン]

部品に設定されているアイコンが表示されます。[標準に戻す]ボタンをクリックすると,部品に設定したアイコンがデフォルトに戻ります。[変更]ボタンをクリックすると,アップロードするアイコンファイルを選択するダイアログボックスが表示され,アイコンを変更できます。アイコンにはpng形式で,サイズが縦48ピクセル,横48ピクセルのファイルを設定してください。

注※1

[部品ID][部品バージョン][ベンダーID]は部品の作成または複製後に変更できません。

注※2

指定を省略した場合,[ベンダーID]に指定した値が[ベンダー名]に設定されます。なお,[Service Builder Edit]画面の[フロー]タブ上に表示される開発部品の[ベンダー名]については,空白のままです。

表6‒7 部品の定義情報として設定する項目([プロパティ]タブ)

項目

説明

参照先

入力プロパティ

部品の実行に必要な入力値を格納するためのプロパティを定義できます。

6.3 部品プロパティを設定する

出力プロパティ

部品の実行結果を格納するためのプロパティを定義できます。

注※

1つの部品に対して,入力プロパティおよび出力プロパティは,合計100個まで定義できます。

ヒント

入力プロパティまたは出力プロパティのアイコンをクリックすると,表示されるプロパティをフィルタすることができます。

表6‒8 部品の定義情報として設定する項目([リモートコマンド]タブ)

項目

説明

[認証種別]

部品の認証種別を次から選択します。

  • [エージェントレス接続先設定を使用]

    サービス実行時に,[エージェントレス接続先定義]エリアに設定されている認証情報を使用する場合に選択してください。

  • [プロパティで指定]

    認証情報を入力プロパティで指定する場合に選択してください。

[Windows接続用設定]

[システムアカウントで実行]をチェックすると,接続先ホストで実行するコマンドまたはスクリプトがSystemアカウントの権限で実行されます。

[Linux/UNIX接続用設定]

  • [root権限で実行]

    接続先ホストで実行するコマンドまたはスクリプトの実行ユーザーを,root権限で実行する場合にチェックボックスをオンにします。

  • [文字セット自動判定]

    文字セット自動判定を有効にする場合にチェックボックスをオンにします。

[プラットフォーム]

操作対象ホストで実行するコマンドまたはスクリプトを設定します。プラットフォームはOSごとに設定します。

設定する項目の詳細については,「6.4 プラットフォームを編集する」のトピックを参照してください。