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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


4.2.8 プロパティの可視性および表示設定について

サービスプロパティの可視性と表示設定の組み合わせによって,JP1/AOの各画面にプロパティを表示するかどうかや,値および表示設定を変更可能にするかどうかが設定できます。ただし,変数には設定できません。

プロパティの可視性

サービスプロパティには,可視性を指定できます。プロパティの可視性を指定すると,JP1/AOの操作画面でプロパティを表示したり,非表示にしたりできます。

プロパティを表示できるJP1/AOの操作画面を次に示します。

例えば,サービスを実行するユーザーが意識する必要のないプロパティを,[サービス実行]画面に表示しないようにできます。

なお,サービスの出力プロパティは,[タスク詳細]画面にだけ表示されます。

サービスの入力プロパティの可視性は,[Service Builder Edit]画面の[プロパティ]タブで設定できます。プロパティの可視性として,[サービス作成とサービス実行]または[サービス作成]を指定できます。出力プロパティの場合,可視性は固定されています。表示設定によって,[タスク詳細]画面に表示するかどうかを定義できます。

サービス作成とサービス実行

[サービス作成]画面および[サービス実行]画面の入力項目として表示したいプロパティに指定してください。指定すると,プロパティがSubmitロール以上のユーザーに公開されます。

サービス作成

[サービス作成]画面の入力項目として表示したいプロパティに指定してください。指定すると,プロパティがModifyロール以上のユーザーに公開されます。

プロパティの表示設定

サービスプロパティの表示設定を指定すると,[サービス作成]画面や[サービス実行]画面で,サービスプロパティを表示するかどうか,値を変更できるようにするかどうかを定義できます。

変更可能

サービスの入力プロパティの場合に,表示された画面上で,サービスプロパティの値を変更できる状態です。

変更不可

サービスの入力プロパティの場合に,表示された画面上で,サービスプロパティの値は変更できません。

表示

サービスの出力プロパティの場合に,表示された画面上で,サービスプロパティの値を参照できる状態です。

非表示

サービスプロパティは画面上に表示されない状態です。

可視性と表示設定の組み合わせによる,各画面上の表示/非表示および操作可否を次の表に示します。

表4‒22 [サービス作成]画面での表示可否

可視性

表示設定

画面上の表示/非表示および操作可否

作成画面と実行画面

変更可能

プロパティ値および表示設定の変更可

変更不可

プロパティ値および表示設定の変更可

非表示

プロパティ値および表示設定の変更可

作成画面のみ

変更可能

プロパティ値の変更可

変更不可

表示されるが変更不可

非表示

非表示

表4‒23 [サービス実行]画面での表示可否

可視性

表示設定

画面上の表示/非表示および操作可否

作成画面と実行画面

変更可能

プロパティ値の変更可

変更不可

表示されるが変更不可

非表示

非表示

作成画面のみ

変更可能

非表示

変更不可

非表示

非表示

非表示

表4‒24 [タスク詳細]画面での表示可否

可視性

サービスプロパティの入出力種別

表示設定

画面上の表示/非表示および操作可否

作成画面と実行画面

入力プロパティ

変更可能

表示

変更不可

表示

非表示

非表示

出力プロパティ

表示

表示

非表示

非表示

作成画面のみ

入力プロパティ

変更可能

非表示

変更不可

非表示

非表示

非表示

注※

出力プロパティの場合,[Service Builder Edit]画面の[プロパティ]タブでの可視性は[タスク詳細]画面と表示されます。

表4‒25 [サービス共有プロパティ]エリアでのサービス共有プロパティの表示可否

可視性

表示設定

画面上の表示/非表示および操作可否

作成画面と実行画面

変更可能

プロパティ値の変更可

変更不可

プロパティ値の変更可

非表示

プロパティ値の変更可

作成画面のみ

変更可能

プロパティ値の変更可

変更不可

プロパティ値の変更可

非表示

プロパティ値の変更可