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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


3.9 サービスに使用しているサービステンプレートを最新のバージョンに更新する手順

サービスに使用しているサービステンプレートのバージョンが古い場合,サービステンプレートを最新のバージョンに更新します。この操作は,最新のバージョンのサービステンプレートを適用するサービスの状態がリリース,メンテナンス,またはテストの場合に実行できます。

サービステンプレートを最新のバージョンに更新した場合,更新前と更新後で同一のサービスプロパティについては,更新前に設定された入力プロパティ値が更新後にも引き継がれます。ただし,次の場合は,更新前のプロパティ値は引き継がれないで,更新後のプロパティ値が設定されます。

また,サービス共有プロパティの値は,サービステンプレートを更新しても変更されません。

注※

サービステンプレートの更新前と更新後で,サービスプロパティが同一と判断される条件は,次のとおりです。

  • プロパティキーが一致している

  • プロパティのデータ型が一致している

  • 更新前,更新後ともに入力プロパティである

操作できる権限およびロール:

Adminロール,Developロール,またはModifyロールを持つユーザー

サービスに使用しているサービステンプレートを最新のバージョンに更新するには:

  1. [サービステンプレート]画面を表示します。

  2. [サービステンプレート]エリアのサービステンプレート一覧から,[NEED VUP]バッジが表示されているサービステンプレートを1つ選択します。

    ヒント

    テーブルビュー表示の場合は,サービステンプレート一覧の[サービス更新有無]列が[はい]と表示されているサービスを1つ選択します。

  3. [その他の操作]プルダウンメニューから[最新のバージョンを適用]を選択します。

  4. [最新バージョン適用]ダイアログボックスで,適用するサービステンプレートと適用対象サービスを確認し,[適用]ボタンをクリックします。

    ヒント

    [フロー参照]ボタンをクリックすると,サービステンプレートのフローを確認できます。

    [サービス詳細説明表示]ボタンをクリックすると,サービスの詳細説明を確認できます。

    図3‒3 [最新バージョン適用]ダイアログボックス

    [図データ]

  5. [適用]ダイアログボックスで,[OK]ボタンをクリックします。

  6. [情報]ダイアログボックスで,[OK]ボタンをクリックします。

  7. [サービス設定]画面(編集)で,サービス情報とプロパティ情報を確認し,必要に応じて設定内容を変更します。

  8. [保存して閉じる]ボタンをクリックします。

    ヒント

    [プレビュー]ボタンをクリックすると,[サービス実行]画面のプレビューが表示され,サービスの実行内容を確認できます。

  9. [最新バージョン適用]ダイアログボックスの[閉じる]ボタンをクリックします。

操作結果:

サービスに使用しているサービステンプレートが,最新のバージョンに更新されます。サービステンプレート一覧で[NEED VUP]バッジが表示されなくなったことを確認してください。「リリース」状態のサービスが使用しているサービステンプレートを更新した場合,サービスの状態は「メンテナンス」となります。「メンテナンス」状態または「テスト」状態のサービスが使用しているサービステンプレートを更新した場合,サービスの状態は変更されません。必要に応じてサービスの状態を変更してください。

ヒント

テーブルビュー表示の場合,サービステンプレート一覧の[サービス更新有無]列が[いいえ]と表示されていることを確認してください。