Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 構築ガイド 


6.5.2 上書きまたはバージョンアップインストール前にサービスを設定する手順(Windows)

インストール前にサービスを設定します。

インストール前にサービスを設定するには:

  1. [タスク]画面でタスクを確認し,実行状態(実行中,応答待ち中,異常検出,停止中,長期実行中)のものがあれば,実行停止するか,停止状態になるまで待ちます。

  2. クラスタソフトを使用して,JP1/AOのサービスを登録しているリソースグループを実行系サーバに移動します。

  3. クラスタソフトを使用して,JP1/AOのサービスを登録しているリソースグループをオンラインにします。

  4. クラスタソフトを使用して,サービスおよびスクリプトをオフラインにします。

    Hitachi Command Suite製品がインストールされている場合,次のサービス以外のサービスおよびスクリプトをオフラインにします。

    • HiRDB/ClusterService _HD0(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HiRDB/ClusterService _HD1(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base_論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base Event _論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    Hitachi Command Suite製品がインストールされていない場合,次のサービスおよびスクリプトをオフラインにします。

    • HAutomation Engine Web Service

    • HAutomation Engine 論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HBase Storage Mgmt Common Service(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HBase Storage Mgmt Web Service(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HBase 64 Storage Mgmt SSO Service(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • HBase 64 Storage Mgmt Web Service(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • stopclusterコマンド(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

  5. 実行系サーバでhcmds64srvコマンドに/stopオプションを指定して実行し,JP1/AOのサービスを停止します。

  6. クラスタソフトを使用して,次のサービスをオフラインにします。

    • HiRDB/ClusterService _HD0(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HiRDB/ClusterService _HD1(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base_論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base Event _論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

  7. クラスタソフトを使用して,JP1/AOのサービスを登録しているリソースグループを待機系サーバに移動します。

  8. クラスタソフトを使用して,JP1/AOのサービスを登録しているリソースグループをオンラインにします。

  9. クラスタソフトを使用して,サービスおよびスクリプトをオフラインにします。

    Hitachi Command Suite製品がインストールされている場合,次のサービス以外のサービスおよびスクリプトをオフラインにします。

    • HiRDB/ClusterService _HD0(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HiRDB/ClusterService _HD1(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base_論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base Event _論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    Hitachi Command Suite製品がインストールされていない場合,次のサービスおよびスクリプトをオフラインにします。

    • HAutomation Engine Web Service

    • HAutomation Engine 論理ホスト名(バージョン11-10より前のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HBase Storage Mgmt Common Service(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HBase Storage Mgmt Web Service(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HBase 64 Storage Mgmt SSO Service(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • HBase 64 Storage Mgmt Web Service(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • stopclusterコマンド(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

  10. 待機系サーバでhcmds64srvコマンドに/stopオプションを指定して実行し,JP1/AOのサービスを停止します。

  11. クラスタソフトを使用して,次のサービスをオフラインにします。

    • HiRDB/ClusterService _HD0(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • HiRDB/ClusterService _HD1(バージョン11以降のJP1/AOで構築されたクラスタ環境から上書きまたはバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base_論理ホスト名(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

    • JP1/Base Event _論理ホスト名(バージョン10のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合)

  12. クラスタソフトで,JP1/AOを登録しているリソースグループのフェールオーバーを抑止します。

    クラスタソフトでサービスまたはスクリプトを右クリックし,[プロパティ][ポリシー]で,リソースが失敗状態になった場合は再起動しないように設定します。リソースグループに登録されているすべてのサービス,およびすべてのスクリプトに対して操作を実施して,フェールオーバーを抑止します。

注※

バージョンが10-12-01以前,または10-13(ただし10-13-01以降のバージョンは除く)のJP1/AOで構築されたクラスタ環境からバージョンアップインストールする場合,このコマンドは存在しません。