6.3　JP1/AOを上書きまたはバージョンアップインストールする手順（非クラスタシステムの場合）

事前作業

OSのAdministrators権限またはroot権限を持つユーザーで，JP1/AOサーバにログインします。

なお，次のファイルおよびフォルダは，上書きまたはバージョンアップインストール時に上書きされません。

JP1/AOのインストール先フォルダ\confまたは/opt/jp1ao/conf

• config_user.properties

• command_user.properties

• mailDefinition_ja.conf

• mailDefinition_en.conf

• mailDefinition_zh.conf

JP1/AOのインストール先フォルダ\conf\pluginまたは/opt/jp1ao/conf/plugin

• charsetMapping_user.properties

• krb5.conf（Windowsの場合）

• login.conf（Windowsの場合）

• destinationsフォルダ配下

JP1/AOのインストール先フォルダ\docroot\help\jaまたは/opt/jp1ao/docroot/help/ja

• INDEX.HTM

JP1/AOのインストール先フォルダ\docroot\help\enまたは/opt/jp1ao/docroot/help/en

• INDEX.HTM

JP1/AOのインストール先フォルダ\docroot\help\zhまたは/opt/jp1ao/docroot/help/zh

• INDEX.HTM

共通コンポーネントのインストール先フォルダ\uCPSB\CC\web\containers\AutomationWebService\webapps\Automation\services\custom（Windowsの場合），/opt/HiCommand/Base64/uCPSB/CC/web/containers/AutomationWebService/webapps/Automation/services/custom（Linux 6，Linux 7，SUSE Linux 12の場合），または/opt/jp1ao/webapps/webroot/Automation/Automation/services/custom（Linux 8の場合）

• 配下のすべてのファイル

上書きまたはバージョンアップインストールするには：

1. 提供媒体をセットします。

2. ウィザードに従って設定を進めます。^※

   上書きまたはバージョンアップインストール中の障害に備え，Hitachi Command Suite製品と共有しているデータベースのバックアップの実行有無，およびバックアップ先フォルダを設定します。この項目は，Hitachi Command Suite製品がすでにインストールされている場合だけ設定が必要です。

3. これまでにウィザードで設定した情報を確認します。^※

4. JP1/AOのインストールを開始します。

5. インストール完了後，hcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行し，JP1/AOのサービスを開始します。

6. Adminロールを持つユーザーでimportservicetemplateコマンドを実行して，JP1/AO - Contentsが提供するサービステンプレートをJP1/AOにインポートします。

7. 必要に応じて，サービステンプレートに使用しているコンポーネントの更新や，サービステンプレートの変更をサービスに適用してください。

注※

Hitachi PP Installerの場合，インストールウィザードは表示されません。