Hitachi

JP1 Version 11 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


6.3 ソフトウェア情報の取得

配布管理システムから、下位システムにインストールされているソフトウェアの情報を取得できます。

ソフトウェア情報の取得では、実行タイミングを指定しても、システム稼働中に実行されます。

なお、削除されたソフトウェアの情報は配布管理システムに通知されないため、配布管理システムから自動的に削除されません。最新のソフトウェア情報を参照したい場合は、配布管理システムの資源状態ファイルを削除してからソフトウェア情報を取得してください。

ソフトウェア情報は、取得する手段によって取得方法が異なります。ソフトウェア情報の取得方法を次に示します。

取得手段

取得方法

1回目の取得

2回目以降の取得

ソフトウェア情報の取得を行う指令の実行

全情報の取得

全情報の取得

更新されたインベントリ情報の自動通知機能

全情報の取得

1回目の取得との差分を取得

配布先システムから取得されるソフトウェア情報を次に示します。

配布管理システム

取得される情報

Windows(GUI)

リモートインストールしたソフトウェア

日立プログラムプロダクト、UAPの情報が取得されます。

すべてのソフトウェア

日立プログラムプロダクト、他社ソフトウェア/パッチ情報に加えて、検索リストによる検索結果が取得されます。検索対象ドライブとして「検索対象ドライブを指定」を選ぶと、全固定ドライブが検索されます。

他社ソフトウェア情報とパッチ情報は、次のコマンドの出力結果から取得されます。

HP-UX

/usr/sbin/swlist -lproduct

Solaris

/usr/bin/pkginfo -l -c application

パッチ情報を取得するコマンド:/usr/bin/showrev -p

AIX

/usr/bin/lslpp -lc

パッチ情報を取得するコマンド:/usr/sbin/instfix -ic

Linux

/bin/rpm -qai

注※

OSがLinux以外の場合、デフォルトではパッチ情報は取得されません。パッチ情報を取得したい場合は、次の方法でパッチ情報抑止ファイルを削除してください。なお、OSがLinuxの場合は、常にパッチ情報が取得されます。

  • OSがAIX、Solarisの場合:

    rm /NETMRDS/rdsprm/.ForbidPatchInformation

  • OSがHP-UXの場合:

    rm /var/opt/NETMDMW/rdsprm/.ForbidPatchInformation

再度抑止したい場合は、次の方法でパッチ情報抑止ファイルを作成してください。

  • OSがAIX、Solarisの場合:

    touch /NETMRDS/rdsprm/.ForbidPatchInformation

  • OSがHP-UXの場合:

    touch /var/opt/NETMDMW/rdsprm/.ForbidPatchInformation