5.8.4 Linuxの場合
(1) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動・停止、システム起動時組み込み、およびシステム停止時組み込みを実行するためのファイル(/etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw)を次のようにリンクさせてください。
- JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動およびシステム起動時組み込みの設定
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・テキスト環境で起動した場合
ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc3.d/Sxxjp1netmdmw
・グラフィカル環境で起動した場合
ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc5.d/Sxxjp1netmdmw
- システム停止時組み込みの設定
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ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc0.d/Kyyjp1netmdmw
- システム再起動時の設定
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ln -s /etc/rc.d/init.d/jp1netmdmw /etc/rc.d/rc6.d/Kyyjp1netmdmw
xxおよびyyには任意の2けたの数値を指定します。xxまたはyyがほかのファイル番号と重複した場合は、ファイル名全体でソートされて順序が決まります。なお、次の場合はテキストビジーエラーとなり、組み込みは失敗しますので注意してください。
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Sxxjp1netmdmwより先に起動される(xxがここでの指定値より小さい)常駐型システム類の、システム起動時組み込み
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Kyyjp1netmdmwよりあとに停止する(yyがここでの指定値より大きい)常駐型システム類の、システム停止時組み込み
システム起動時に自動起動するようなソフトウェアを、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentを使用してシステム起動時配布を行う場合には、配布するソフトウェアが起動する前にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentが起動する必要があります。また、システム停止時配布を行う場合には、配布するソフトウェアが停止した後にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentが停止する必要があります。
(2) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの自動起動、システム起動時組み込み、およびシステム停止時組み込みを実行するためには、次の設定が必要です。
- 自動起動・停止を有効にするための設定
systemctl enable jp1netmdmw.service
- 自動起動・停止を無効にするための設定
systemctl disable jp1netmdmw.service
- 自動起動・停止が有効かどうかの確認
systemctl is-enabled jp1netmdmw.service
有効の場合は「enabled」が、無効の場合は「disabled」が表示されます。