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JP1 Version 11 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


付録G.1 Webサーバの秘密鍵の作成(keygen)

Webサーバの秘密鍵を作成します。作成したWebサーバの秘密鍵のファイルは、SSLCertificateKeyFileディレクティブに指定します。

形式

keygen -rand ファイル名 [暗号種別] -out 鍵ファイル [-bits ビット長]

引数

-rand ファイル名

乱数生成に利用する任意のファイルを指定します。乱数生成用のファイルは、十分大きい適当なファイル(例:C:\WINNT\NOTEPAD.EXE)を指定してください。

暗号種別

秘密鍵を暗号化する場合、暗号種別を指定します。この引数を指定すると、秘密鍵作成時にパスワードの入力要求があります。パスワードは64文字以内です。

また、証明書発行要求(CSR)の作成時およびWebサーバ起動時にパスワードの入力要求があります。なお、Webサーバ起動時のパスワードの入力は、sslpasswdコマンドでパスワードファイルを作成することで省略できます。使用できる暗号種別は次のとおりです。

  • -des

    暗号種別としてDES(Data Encryption Standard)が選択されます。

  • -des3

    暗号種別としてトリプルDESが選択されます。WebサーバとWebブラウザ間の通信での暗号種別とは関係ありません。

-out 鍵ファイル

Webサーバの秘密鍵を出力するファイルを指定します。

-bits ビット長

作成するWebサーバの秘密鍵のビット長を指定します。指定できるビット長は次のとおりです。

  • 512

  • 1024

  • 2048

  • 4096

この引数を省略した場合、「1024」が仮定されます。

使用例

Webサーバの秘密鍵httpsdkey.pemを作成する場合の使用例を次に示します。

keygen -rand C:\WINNT\NOTEPAD.EXE -out httpsdkey.pem -bits 1024

関連項目