付録I.1 Asset Consoleから削除した機器情報に対応する、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの機器情報を削除する
管理対象の機器を滅却してAsset Consoleから該当する機器情報を削除した場合、対応するJP1/IT Desktop Management 2 - Managerの機器情報も削除することで、Asset ConsoleとJP1/IT Desktop Management 2 - Manager間の機器情報の整合性を保ちます。JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの機器情報を削除するには、jamDeleteITDM2Info.exeコマンドを使用します。jamDeleteITDM2Info.exeは、次のフォルダに格納されています。
<Asset Consoleのインストール先フォルダ>¥exe
なお、jamDeleteITDM2Info.exeコマンドを使用するには、資産管理サーバにエージェントがインストールされている必要があります。
jamDeleteITDM2Info.exeコマンドの機能、形式、戻り値およびコマンド実行時の注意事項について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
Asset Consoleから削除した機器情報に対応する、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの機器情報を削除するように、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerに通知します。資産管理サーバの機器情報は、削除の対象外です。
通知に失敗した場合、資産管理サーバに導入されているエージェントに割り当てた、エージェント設定の[エラー発生時のリトライ設定]に従ってJP1/IT Desktop Management 2 - Managerへの通知が再実行されます。
(2) 形式
jamDeleteITDM2Info.exe
(3) 戻り値
次の戻り値を返します。
戻り値 |
内容 |
---|---|
0 |
正常終了。 |
31 |
資産管理サーバにエージェントがインストールされていません。 |
51 |
jamDeleteITDM2Info.exeコマンドまたはjamTakeITDM2Info.exeコマンドが実行中です。 |
52 |
資産管理データベースへのアクセスに失敗しました。 |
53 |
ファイルのI/Oエラーが発生しました。 |
101 |
そのほかのエラーでコマンドが終了しました。 |
(4) コマンド実行時の注意事項
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ネットワークの状態やJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのサービスの起動状態によって、コマンドを実行してから実際にJP1/IT Desktop Management 2 - Managerの機器情報が削除されるまで時間が掛かることがあります。
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jamDeleteITDM2Info.exeコマンドを実行したあとにjamTakeITDM2Info.exeコマンドを実行したい場合は、数時間経ってから実行してください。
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管理用中継サーバ、およびネットワークモニタが有効なコンピュータをAsset Consoleから削除しても、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの機器情報は削除されません。