7.2.2 Asset Consoleのインストール
Asset Consoleのインストール方法について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) インストール時の注意事項
Asset Consoleをインストールする際の注意事項を次に示します。
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次の製品がインストールされているマシンにはインストールできません。
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JP1/NETM/Asset Information Manager
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JP1/Asset ManagerおよびJP1/NETM/Asset Manager
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JP1/NETM/Asset Information Manager Smart Edition
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JP1/NETM/Asset Information Manager for Blade PC
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JP1/NETM/DM Asset Information Manager Limited
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Asset Consoleのインストール先のフォルダを指定する際、インストール先のパスには、全角文字が含まれないようにしてください。
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Asset Consoleのインストール先フォルダとして、ドライブ直下や他アプリケーションのフォルダを指定しないでください。Asset Consoleのファイルによって上書きされるおそれがあるため、Asset Console専用のフォルダを作成し、そのフォルダにインストールすることをお勧めします。
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すでにインストールされているコンポーネントを再インストールする場合は、メンテナンスの画面で「修正」を選択します。
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再インストール時は、次の設定は変更できません。
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プログラムフォルダ
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資産管理サーバの仮想ディレクトリ
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コンポーネントの追加および削除をする場合に、インストール中に[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中断したときは、必ず再度Asset Consoleをインストールしてください。
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インストール先のドライブの直下に「tmp」フォルダが作成されます。「tmp」フォルダは、削除しないでください。
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インストールしたあとに、データベースのバックアップをリストアするときに、使用するドライブ名が違ったり、インストール先フォルダが違ったりすると、リストアできません。別のマシンなどでバックアップしたデータベースを利用する場合は、バックアップを取得したときと同一のパスになるようにインストールしてください。
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再起動が必要な場合は再起動要求のダイアログが表示されるので、使用する前に必ず再起動してください。再起動しない状態では、動作に必要な環境情報が設定されていないため、資産管理サーバを起動するとエラーが発生します。
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64ビットのMicrosoft Internet Information Serviceを前提とするソフトウェアがインストールされているマシンには、Asset Consoleを構築できません。
(2) インストール前の作業
Asset Consoleをインストールする前に、次の作業を実施してください。また、Asset Consoleをインストールする場合は、32ビットのアプリケーションを動作させるための設定が必要です。
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Administrators権限を持つユーザでWindows Server 2016、Windows Server 2012またはWindows Server 2008 R2にログオンする。
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すべてのWindowsアプリケーションを終了する。
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タスクスケジューラのサービスを起動する。
Asset Consoleが提供するタスクをWindowsのタスクスケジューラに登録するには、サービス「Task Scheduler」を起動させておく必要があります。
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サービス、コマンド、およびタスクを停止する。
コンポーネントを再インストールする場合、Asset Consoleのサービス、コマンド、および、タスクをすべて停止してください。
新規インストールの場合、World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishingを停止してください。
上書きインストールの場合は次に示す順番で停止してください。
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World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
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Asset Consoleのコマンドおよびタスク
また、上書きインストールしたあとにAsset Consoleを使用するときは、停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
なお、ODBCデータソースで接続プールが設定されている場合、Asset Consoleの業務を停止させてから、接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態になります。そのため、接続状態の解除を待ってから、Asset Consoleをインストールしてください。
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Microsoft Internet Information Services 7.5、8.0、または8.5を使用する場合、仮想ディレクトリが自動作成されるよう、Asset Consoleをインストールする前に必要な役割サービスをインストールしておくことをお勧めします。Asset Consoleをインストールしたあとで必要な役割サービスをインストールしても、仮想ディレクトリが自動作成されないので注意してください。役割サービスのインストール方法については、「7.8.1(1) 役割サービスのインストール」を参照してください。
(3) インストール手順
Asset Consoleのインストール手順を次に示します。
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提供媒体をCD/DVDドライブにセットする。
起動したインストーラの指示に従ってインストールを進めます。インストール時には、インストール先フォルダを設定します。
インストーラを起動すると、インストールする対象を選択するダイアログが表示されるので、Asset Consoleを選択します。
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[インストール実行]ボタンをクリックする。
インストールの開始を確認するダイアログが表示されます。
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[OK]ボタンをクリックする。
Asset Consoleのインストールを開始するダイアログが表示されます。
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[次へ]ボタンをクリックする。
ユーザ情報を入力するダイアログが表示されます。
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ユーザ名、会社名を入力する。
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[次へ]ボタンをクリックする。
インストール先のフォルダを指定するダイアログが表示されます。
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インストール先のフォルダを指定する。
指定したフォルダにインストールされます。デフォルトのフォルダは、C:\Program Files (x86)\Hitachi\jp1assetです。
C:は、OSがインストールされているドライブ名です。
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[次へ]ボタンをクリックする。
資産管理サーバの仮想ディレクトリを設定するダイアログが表示されます。
ファイルを大量にアップロードする場合や、クラスタ構成で仮想ディレクトリを共有フォルダにする必要がある場合など、仮想ディレクトリを変更する場合は仮想ディレクトリに設定するフォルダを指定してください。
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[次へ]ボタンをクリックする。
プログラムフォルダを確認するためのダイアログが表示されます。プログラムアイコンを追加するフォルダを確認してください。デフォルトのフォルダ名は「JP1_IT Desktop Management 2 - Asset Console」です。
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[次へ]ボタンをクリックする。
現在の設定内容を確認するためのダイアログが表示されます。設定内容を確認してください。
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[次へ]ボタンをクリックする。
インストールが始まります。
インストールが終了すると、インストールが終了したことを通知するダイアログが表示されます。
また、コンピュータを再起動するかどうかを確認するダイアログが表示された場合は、使用する前にコンピュータを再起動してください。再起動しない状態では、動作に必要な環境情報が設定されていないため、資産管理サーバが正しく動作しません。