付録F PP識別情報ファイルの編集方法
AITファイル作成時に生成されたPP識別情報ファイルは、JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\DMPRMに、PPDEFAIT.DMPというファイル名で格納されます。生成されたPP識別情報ファイルを編集する場合は、ここで説明する形式に従って設定してください。
情報マップ;パッケージ識別ID;バージョン;パッケージ名;AITファイルのフルパス;識別用ファイル名1;識別用ファイル名2;...;識別用ファイル名N; |
PP識別情報ファイルには、1行に1ソフトウェアの定義を499バイト以内で記述します。ソフトウェアが複数ある場合は、複数行記述してください。各項目はセミコロン(;)で区切ります。各項目の詳細は次のとおりです。なお、PP識別情報ファイルで定義した「パッケージ識別ID」、「バージョン」、および「パッケージ名」は、パッケージング時に[JP1/ITDM2 パッケージング]ダイアログボックスに表示され、変更できません。
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情報マップ(必ず記述)
000001を記述します。
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パッケージ識別ID(必ず記述)
配布するソフトウェアのパッケージ識別IDです。AITファイルで指定したパッケージ識別IDを記述します。
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バージョン(必ず記述)
配布するソフトウェアのバージョンです。AITファイルで指定したバージョンを記述します。
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パッケージ名(必ず記述)
配布するソフトウェアのパッケージ名です。AITファイルで指定したパッケージ名を記述します。
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AITファイルのフルパス(必ず記述)
AITファイルの完全なパス名を、ドライブ名も含めて記述します。256バイト以内で指定してください。全角文字は使用できません。
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識別用ファイル名1〜N(必ず記述)
配布するソフトウェアをユニークに識別できるファイル名を記述します。パッケージング時に、このファイルが存在すると、配布するソフトウェアであると判断されます。複数のファイルを記述した場合は、すべてのファイルが存在するとき、配布するソフトウェアであると判断されます。
AITファイル「AR505.ais」が「C:\ADOBE」にある場合の、PP識別情報ファイルの例を次に示します。
000001;ADOBEACROBATREADER;505;Adobe Acrobat Reader 5.05;C:\ADOBE\AR505.ais;Ar505jpn.exe; |