13.19.17 SOFTWARE_CONDITIONS(パッケージ条件の指定)
SOFTWARE_CONDITIONSタグでは、リモートインストールの前提とするパッケージの条件を指定します。このタグは、dcmpackコマンドで使用します。
指定できるパラメタ、およびコマンドの引数との対応を次の表に示します。
パラメタ |
内容 |
コマンドの引数 |
---|---|---|
パッケージ条件 |
/l パッケージ条件 |
(1) 形式
SOFTWARE_CONDITIONS{ condition=パッケージ条件 }
(2) 説明
-
condition=パッケージ条件
リモートインストールの前提とするパッケージの条件を、次の形式で指定します。
- パッケージ識別ID 等符号 比較バージョン/リビジョン:比較世代番号
-
パッケージ識別ID
リモートインストールの前提とするパッケージ識別IDを指定します。パッケージ識別IDは、PACKAGING_INFORMATIONタグのpackage_idで指定されたIDを指定してください。
等符号
「=」「>」「>=」「<」「<=」「<>」の中から指定してください。
比較バージョン/リビジョン
比較対象となるバージョン/リビジョンを8けたまでの数字で指定します。
比較世代番号
比較対象となる世代番号を4けたまでの数字で指定します。
(3) 注意事項
-
UNIXのコンピュータへ配布するパッケージの場合、このタグは指定できません。
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パッケージ条件は複数指定できます。複数指定した場合は論理和(OR)の条件となります。1個以上の条件を満たした場合にインストールが実行されます。
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パッケージ条件をコマンドの引数(/l)で指定する場合は、システム条件(/O)と合わせて10個まで指定できます。
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パッケージ条件で指定する条件の比較は、先頭からの文字比較となります。
また、指定できる文字の大小関係は、半角英字(A〜Z)>半角数字(0〜9)>「/」(スラッシュ)>「△」(半角スペース)となります。
そのため、等符号に「<」「<=」「>」「>=」を指定して比較バージョン/リビジョン、比較世代番号を指定する場合は、比較対象のソフトウェアのバージョン/リビジョンおよび世代番号を同じけた数で指定してください。例えば、バージョン/リビジョンが「0300」、世代番号が「0000」のソフトウェア「PROGRAM」がインストールされている環境に対しては、「PROGRAM>2:0」と指定しないで、「PROGRAM>0200:0000」となるようにけた数をそろえて指定してください。
(4) 指定例
- condition=P-2412-3554>0500:0000
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バージョンが「05-00」、世代番号が「0000」より大きいバージョンのパッケージ識別IDがP-2412-3554であるソフトウェアがインストールされている場合にインストールを実行します。
- condition=P-2412-3554<>0510:0000
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バージョンが「05-10」、世代番号が「0000」と異なるバージョンのパッケージ識別IDがP-2412-3554であるソフトウェアがインストールされている場合にインストールを実行します。