6.2.2 あて先グループにポリシーを一括反映する
あて先グループに既存のポリシーを一括反映する方法を次に示します。なお、あて先グループに一括反映できるのはシステム構成情報に登録済みのホストです。新規作成ホストは一括反映できません。
あて先グループの一括メンテナンス機能は台数とポリシー数に比例して時間が掛かります。
また、一括メンテナンス実行中は、機器情報の更新時に行われるあて先グループの自動メンテナンス機能が動作しないため、あて先グループの一括メンテナンスは機器情報の更新が少ない時間帯に実施することをお勧めします。
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[あて先]ウィンドウで、[オプション]−[あて先グループ/IDの自動メンテナンス]を選択する。
[ポリシーの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[ファイル]−[グループの新規作成]を選択し、[あて先グループの作成]ダイアログボックスを表示させ、「あて先グループのポリシーの作成」を実行してもこのダイアログボックスを表示できます。
図6‒22 [ポリシーの設定]ダイアログボックス -
[ポリシーの一括反映]ボタンをクリックする。
[ポリシーの一括反映]ダイアログボックスが表示されます。
図6‒23 [ポリシーの一括反映]ダイアログボックス -
一括反映したいポリシー種別を次の種類から選択し、[実行]ボタンをクリックする。
- すべてのポリシー
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[ポリシーの設定]ダイアログボックスのポリシー一覧に表示されているすべてのポリシーを、あて先グループに一括反映します。ただし、新規作成ホストを条件とするポリシーは反映しません。
なお、IDのポリシーは種別に関係なく、一括反映しません。
- ポリシー種別ごとに一括反映をする
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一括反映するポリシー種別を次の中から選択します。複数のポリシー種別を選択できます。
・IPアドレス
・OS種別
・ハードウェア資産情報の追加管理項目
・部署
・設置場所
ポリシー種別を選択後、[実行]ボタンをクリックしてください。選択したポリシーに従って、システム構成情報に登録されているホストがあて先グループに振り分けられます。
(1) 新規作成ホストを即時にグルーピングする方法
設定したポリシーに従って、新規作成ホストを即時にあて先グループへ反映したい場合は、次の方法で更新してください。
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IPアドレスによるグルーピング
中継システムおよび管理用中継サーバに対して、「システム構成の取得」ジョブを実行してください。管理用中継サーバと同じPC上のエージェントの場合、[あて先]ウィンドウの[ファイル]−[あて先の新規作成]から追加してください。
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新規作成ホストによるグルーピング
[システム構成]ウィンドウの[オプション]−[検索]で日付による検索を実行後、検索したホストをあて先グループへ登録してください。
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OS種別によるグルーピング
JP1/IT Desktop Management 2の操作画面で機器情報を再度取得してください。
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ハードウェア資産情報の追加管理項目によるグルーピング
JP1/IT Desktop Management 2の操作画面で機器情報を再度取得してください。
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部署の情報によるグルーピング
JP1/IT Desktop Management 2の操作画面で機器情報を再度取得してください。
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設置場所の情報によるグルーピング
JP1/IT Desktop Management 2の操作画面で機器情報を再度取得してください。
機器情報を再度取得する方法については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」の最新の機器情報を取得する手順の説明を参照してください。
(2) あて先グループのバックアップを保存する方法
あて先グループのバックアップを保存したい場合は、[あて先]ウィンドウで、バックアップとして保存したいあて先グループの名称を変更してください。名称を変更すると、変更後の名称のあて先グループは自動メンテナンスされなくなるので、バックアップとして保存できます。名称を変更してからホストの追加や変更があった場合には、ポリシーの設定に従い、変更前の名称のあて先グループが再度作成され、以降、更新されます。