7.8.5 クラスタシステムの論理IPアドレスを変更する手順
クラスタシステムの論理IPアドレスを変更したい場合は、セットアップでIPアドレスの設定を変更したあと、次の項目を再設定します。
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エージェントの接続先(接続先をIPアドレスで指定している場合)
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ネットワークへの接続を許可しない機器の特例接続の設定
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リモートインストールマネージャのログイン画面の接続先(接続先をIPアドレスで指定している場合)
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Asset Consoleのデータソース
クラスタシステムの論理IPアドレスを変更するには:
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Asset Consoleやリモートインストールマネージャなどで実行中の処理を停止します。
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「2.10.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順」に記載されているリソースをオフラインにします。
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現用系サーバのセットアップの[クラスタ環境]画面で論理IPアドレスを変更後のIPアドレスに設定し、セットアップを実行します。
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セットアップで出力された次のセットアップファイルを待機系サーバにコピーします。
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストールフォルダ¥mgr¥conf¥jdn_manager_setup.conf
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クラスタグループの所有者を待機系サーバに移動します。
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待機系サーバでセットアップを起動し、手順4.でコピーしたセットアップファイルを指定して、セットアップを実行します。
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クラスタグループの所有者を現用系サーバに移動します。
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「2.10.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順」に記載されているリソースをオフラインにします。
クラスタシステムの論理IPアドレスが変更されます。引き続き、次のとおり各項目を再設定します。
エージェントの接続先(接続先をIPアドレスで指定している場合)
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エージェントの上位システムへの接続方法に応じて、情報を変更します。
上位システムへの接続に接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を使用しているときは、エージェントの接続先設定ファイル(itdmhost.conf)を変更してください。
上位システムへの接続に上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)を使用しているときは、エージェントの上位接続先情報ファイル(dmhost.txt)を変更してください。
上位システムへの接続に上位システムアドレス格納ファイル(SERVERIP.ini)を使用しているときは、エージェントの上位システムアドレス格納ファイル(SERVERIP.ini)を変更してください。
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エージェント設定の[基本設定]−[管理用サーバ]の[ホスト名またはIPアドレス]に、変更後のIPアドレスを設定します。
ただし、エージェント設定を変更したときに電源が入っていないコンピュータは、個別にエージェントのセットアップ画面から設定を変更する必要があります。
エージェントの接続先が変更されます。
ネットワークへの接続を許可しない機器の特例接続の設定
[ネットワーク制御の設定]画面で、[ネットワークへの接続を許可しない機器の特例接続]から変更前の管理用サーバのIPアドレスを削除し、変更後の管理用サーバのIPアドレスを追加してください。
リモートインストールマネージャのログイン画面の接続先(接続先をIPアドレスで指定している場合)
リモートインストールマネージャのログイン画面の[管理用サーバ]にIPアドレスを指定している場合、変更後のIPアドレス名に変更します。
Asset Consoleのデータソース
Asset Consoleのセットアップ画面から、次の手順に従ってデータソースを再作成します。
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サーバセットアップを起動します。
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[データソースの作成]をクリックします。
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[接続先一覧]で[JP1/Desktop Management 2 - Manager]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
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[サーバ]にIPアドレスを設定している場合は、変更後のIPアドレスを入力します。
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[OK]ボタンをクリックします。
Asset Consoleのデータソースが再作成されます。