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JP1 Version 11 資産・配布管理 基本ガイド


付録A もっと使いこなすには?

もっとJP1/IT Desktop Management 2を使いこなすための運用を紹介します。

遠隔地にあるコンピュータに格納されているファイルを収集する

利用者のコンピュータにあるファイルを、管理用サーバに収集できます。例えば、遠隔地のコンピュータに障害が発生した場合に、対策に必要なログファイルや設定ファイルなどを収集すると便利です。詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド」の、「リモートインストールマネージャを使用したファイルの収集」の説明を参照してください。

資産管理業務の効率を向上する

Asset Consoleの操作画面を使用すると、業務目的に合わせて資産情報を検索してリストアップできます。また、資産管理の定型業務に合ったAsset Consoleの操作画面(ユーザレポート)を追加できます。これによって、資産管理業務の効率を向上できます。

詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド」の「実用的な集計機能と業務目的に合った検索機能」と、「定型業務に合わせた操作画面の作成」の説明を参照してください。

コマンドで自動運用を実現する

ジョブの実行やパッケージングなどは、JP1/IT Desktop Management 2のコマンドで実現できます。JP1/IT Desktop Management 2のコマンドの実行順序をJP1/AJSに登録して自動的に実行させたり、ファイルの更新などの事象をきっかけにJP1/IT Desktop Management 2のコマンドを実行させたりすると、自動運用が実現できて便利です。詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2配布機能 運用ガイド」の、「リモートインストールマネージャを使用した配布機能のコマンド」の説明を参照してください。

資産・配布管理 基本ガイドでは、システム構築、セキュリティ状況把握と対策、組織に必要なファイルの配布と進めてきました。この運用をもとに、このページで紹介した情報を活用すると、組織に合った運用にカスタマイズできて、より短時間で資産や配布の管理ができます。資産や配布の管理に掛かってしまっていた時間を、ビジネスに還元させていきましょう。