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JP1 Version 11 資産・配布管理 基本ガイド


2.2.2 ウィルス対策を指示する

ウィルス対策が必要なコンピュータにメッセージを表示させて、コンピュータの利用者に対策を指示します。

〈この項の構成〉

(1) 「危険」なコンピュータにメッセージを表示させる

JP1/IT Desktop Management 2によって「危険」と判定されたコンピュータに、メッセージが表示されるように設定します。

操作手順

  1. [サマリ]−[ダッシュボード]をクリックします。

    [図データ]

    [ダッシュボード]画面が表示されます。

  2. [危険レベルごとの機器台数]の[危険]の数字のリンクをクリックします。

    危険なコンピュータのセキュリティ状況が表示されます。

  3. いちばん上のチェックボックスをチェックします。

    [図データ]

    危険レベルが[危険]と判定されたコンピュータがすべて選択されます。

  4. [利用者へメッセージ通知]ボタンをクリックします。

    [利用者へのメッセージ通知]ダイアログが表示されます。

  5. [タイトル]と[本文]を入力します。

    [図データ]

    ヒント

    通知するメッセージには、次に示す例のようにウィルス対策の方法および対策の期限を記載しておくことをお勧めします。

    [タイトル]:ウィルス対策の依頼

    [本文]:MM/DDまでに、ウィルス対策をしてください。対策方法は次のとおりです…

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    [タイトル]と[本文]に入力した文字列が、警告メッセージとして表示されるように設定されて、メッセージの通知を確認するダイアログが表示されます。

  7. [OK]ボタンをクリックします。

    利用者にメッセージが通知されます。

    メモ

    利用者へのメッセージ通知には、危険と判定されたコンピュータに自動的に通知する方法(セキュリティポリシーで設定)もあります。詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」の「利用者にメッセージを通知する手順」の説明を参照してください。

次の作業

これで、「危険」なコンピュータにメッセージが表示されます。次の手順では、ウィルス対策ができているかどうかを確認します。

(2) ウィルス対策ができているかどうかを確認する

次に示す情報は、「2.2.1(1) ウィルス対策製品のインストール状況を確認する」と同じ手順で確認できます。

操作手順

  1. 「2.2.1(1) ウィルス対策製品のインストール状況を確認する」と同じ手順で、ウィルス対策の状況を確認します。

    ヒント

    コンピュータの利用者に対策を指示したあとは、次に示すように、適切に対策されているかどうかを確認して対応することをお勧めします。このようにすることで、より確実に対策を実施することができます。

    • セキュリティ画面やレポート画面で、危険レベルが[危険]と判定されたコンピュータが減っていることを確認する

    • 対策の指示が済んでいて、対策の期限を過ぎても対策されていないコンピュータがある場合は、該当する利用者に対して警告と再指示をする

次の作業

これで、コンピュータの利用者へのウィルス対策指示が完了しました。次の手順では、Windowsの更新プログラムの対策を進めます。