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JP1 Version 11 JP1/Data Highway - Automatic Job Executor


4.5.1 DHカスタムジョブを強制終了した場合

DHカスタムジョブを実行中に,DHカスタムジョブがJP1/AJS3から強制終了されることがあります。強制終了されるケースは次のとおりです。

Windowsの場合,DHカスタムジョブが強制終了してもファイルの送信および受信は継続されます(Linuxの場合,ファイルの送信および受信は強制終了します)。

しかし,DHカスタムジョブの終了コードには,JP1/AJS3によって-1が設定されるため,JP1/AJS3 - Viewの画面を用いて,ファイルの送信および受信が成功したかどうかを確認できません。次の手順で状態を確認し,対処してください。

  1. 稼働ログの内,DHカスタムジョブが強制終了した時間のログを確認します。

  2. 稼働ログに出力されたログの内容から,状態を判断します。ログの内容と状態を次の表に示します。

    表4‒9 ログの内容と状態

    稼働ログの内容

    状態

    出力無し

    A

    KDJH9300 JP1/DH - AJE(ジョブ実行)を開始しました。

    B

    KDJH9360 送信(データ送受信コマンド UPLOAD)の実行を開始しました。コマンドライン:コマンドライン

    または

    KDJH9364 受信(データ送受信コマンド DOWNLOAD)の実行を開始しました。コマンドライン:コマンドライン

    または

    KDJH9368 送信の再開(データ送受信コマンド RESUME)の実行を開始しました。コマンドライン:コマンドライン

    または

    KDJH9370 受信の再開(データ送受信コマンド RESUME)の実行を開始しました。コマンドライン:コマンドライン

    C

    KDJH9361 送信(データ送受信コマンド UPLOAD)の実行を終了しました。コマンドライン:コマンドライン

    または

    KDJH9365 受信(データ送受信コマンド DOWNLOAD)の実行を終了しました。コマンドライン:コマンドライン

    D

    KDJH9301 JP1/DH - AJE(ジョブ実行)を終了しました。

    または

    KDJH9369 送信の再開(データ送受信コマンド RESUME)の実行を終了しました。Return Code:データ送受信コマンドのリターンコード

    または

    KDJH9371 受信の再開(データ送受信コマンド RESUME)の実行を終了しました。Return Code:データ送受信コマンドのリターンコード

    E

  3. 状態が「A」「B」の場合,DHカスタムジョブを再実行します。

  4. 状態が「D」「E」の場合,後続ジョブが存在すれば,それを実行します。

  5. 状態が「C」の場合,次の手順で受信および送信の状態を確認します。

    1. 基本設定画面で設定した,ユーザIDとパスワードを使用し,JP1/DH - Serverへログインします。

    2. 送信の場合,送信ボックスを確認し,DHカスタムジョブの完了状態を確認します。送信が正常終了している場合,後続ジョブが存在すれば,それを実行します。送信が正常終了していない場合,送信が完了するまで待つか,または,送信を削除したあとにDHカスタムジョブを再実行します。

    3. 受信の場合,受信ボックスを確認し,DHカスタムジョブの完了状態を確認します。受信が正常終了している場合,後続ジョブが存在すれば,それを実行します。受信が正常終了していない場合,受信が完了するまで待ってから,後続ジョブが存在すれば,それを実行します。