3.18.1 指定方法
次の定義方法に従い,テキストエディターを使用して定義ファイル(ftsipversion.conf)に記述してください。
定義ファイルは,1つの定義に対して1行の形式で表します。定義名と「:(コロン)」の間,「:(コロン)」と指定値の間は,空白またはタブで区切ります。定義名の前には空白またはタブが指定できます。"#"以降の文字は,改行するまでコメントと見なされます。
定義名 |
定義内容 |
指定値 |
---|---|---|
Server IPv4 |
FTPクライアントから接続を受け付けるときにFTPサーバ側でIPv4を使用するかどうかを指定します。 |
[ON|OFF]《ON》 |
Server IPv6 |
FTPクライアントから接続を受け付けるときにFTPサーバ側でIPv6を使用するかどうかを指定します。 |
[ON|OFF]《OFF》 |
Client IPv4 |
FTPサーバに接続するときにFTPクライアント側でIPv4を使用するかどうかを指定します。 |
[ON|OFF]《ON》 |
Client IPv6 |
FTPサーバに接続するときにFTPクライアント側でIPv6を使用するかどうかを指定します。 |
[ON|OFF]《OFF》 |
Client Priority |
FTPサーバに接続するときにFTPクライアント側で優先するインターネットプロトコルバージョンを指定します。 この定義は,次の場合に接続するインターネットプロトコルバージョンをどちらにするか選択するときに使用します。
|
[IPv4|IPv6]《IPv4》 |
作成する定義ファイルの属性は次のようにしてください。
項目名 |
設定内容 |
---|---|
ファイル名 |
ftsipversion.conf |
ディレクトリ名 |
/var/opt/jp1_fts/sys |
所有者 |
スーパーユーザ |
アクセスパーミッション |
所有者に「r」,所有者以外に「r」 |
定義ファイルの例を次に示します。