4.1 運用管理コンソールの設定
運用管理機能を使用するには,管理するホストと管理対象となるホストで,それぞれプログラムを起動します。なお,運用管理コンソールは,管理者で起動してください。
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管理するホストで起動します。リモートまたはローカルで動作するJP1/FTPサーバの伝送履歴の参照や,各定義情報の登録・更新・参照ができます。
- 運用管理コンソールの起動方法
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Windowsの[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_File Transmission Server_FTP]−[運用管理コンソール]を選択する。
運用管理コンソール画面が表示されます。運用管理コンソール画面を次の図に示します。
図4‒1 運用管理コンソール画面
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[編集]−[管理ホスト一覧]:「4.1.1 管理対象ホストを追加する」
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[表示]−[履歴表示件数]:
履歴情報画面に表示する履歴件数を設定します。[履歴表示件数]ダイアログボックスが表示されますので,表示したい履歴件数を1〜10,000件の範囲で指定します。
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ツリー画面:
管理対象ホストと,各情報の一覧が表示されます。表示切り替えタブで,ホストごと,機能ごとの表示に切り替えられます。
管理対象のホストが増え,ツリー画面に表示し切れない場合は,選択したホストの前後4つまでの情報が表示されます。
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リスト画面:
ツリー画面で選択した情報の一覧が表示されます。表示切り替えタブで,各機能の表示に切り替えられます。
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詳細画面:
リスト画面で選択した情報の詳細が表示されます。ただし,定義ユティリティの場合は,何も表示されません。
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運用管理エージェントが動作するホストで起動します。
- 管理エージェントの起動方法
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運用管理コンソールで管理する管理エージェントは,サービスの「JP1/File Transmission Server/FTP Agent」を開始します。サービスの起動については,「2.3 サービスの起動・終了」を参照してください。
注意事項
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運用管理コンソールと運用管理エージェントとの間で,JP1/FTPのバージョンが異なっていても,運用管理機能は使用できます。
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運用管理コンソールと運用管理エージェントとの間で,IPアドレスの変換が行われる環境では,運用管理機能を使用できません。
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運用管理エージェント側では,物理ホスト(hostnameコマンドで返るホスト)に対応するIPアドレスを,運用管理コンソールから接続可能なIPアドレスにする必要があります。なお,運用管理エージェント側が複数のIPアドレスを持つ環境では,意図するIPアドレスが使用されないときがあります。その場合,次の定義情報をあらかじめ登録しておくことで,使用するIPアドレスを指定できます。この登録情報は,設定後に起動したJP1/File Transmission Server/FTP Agentサービスに対して有効になります。
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次のパス名で定義ファイルを作成してください。
JP1/FTPのインストールディレクトリ\manager\agent\jvmoptions.txt
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次のように記述してください。
-Djava.rmi.server.hostname=運用管理エージェント側のIPアドレス
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- 〈この節の構成〉