3.13.1 絶対パス名の様式を登録する
次のように,定義ファイルを作成し絶対パス名の様式を記述してください。
- 〈この項の構成〉
(2) 定義ファイルの内容
次のように,Windowsの初期化ファイル(.ini)の形式で記述してください。
指定できるセクション,キー,および値を次の表に示します。
セクション |
キー |
値 |
定義内容 |
---|---|---|---|
[HomeDir] |
Display |
Root|FullPath ≪FullPath≫ |
ファイルやディレクトリの絶対パス名の様式を指定します。
|
(3) 表示・指定様式の例
ディレクトリ構造が,次のような構造になっている場合について,表示と指定の様式を説明します。
- (例1)
-
カレントディレクトリがホームディレクトリ(Dir02)で,標準FTPクライアントでpwdコマンドを入力したときに表示される応答メッセージ:
-
Rootを設定した場合:
257 "\" is current directory.
-
FullPathを設定した場合:
257 "C:\Dir01\Dir02" is current directory.
-
- (例2)
-
カレントディレクトリがホームディレクトリ(Dir02)で,標準FTPクライアントでFile01を削除するための指定方法:
-
Rootを設定した場合:
delete \File01
-
FullPathを設定した場合:
delete C:\Dir01\Dir02\File01
-
(4) 注意事項
-
定義ファイルがない場合,フルパスの様式となります。
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アクセス制限機能を使用しない場合,定義ファイルは無視されます。
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イベントログに出力されるメッセージは,定義に関係なく常にフルパスの様式で出力されます。