9.5.2 ServiceGetValue (サービスの情報を取得する)
- 機能
-
サービス情報に格納されている情報を取得します。
- 形式
ServiceGetValue ( ServiceInfoName , Keyword1 :: ValueBuff1 , Keyword2 :: ValueBuff2 , … )
- 指定項目
-
- ServiceInfoName
-
サービス情報名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- Keyword1〜11
-
キーワードを指定します。
- ValueBuff1〜11
-
値を受け取る変数名を指定します。
Keyword1〜11で指定するキーワード,およびValueBuff1〜11で受け取る値は次のとおりです。
キーワード
値と意味
Name
サービス名
DispName
表示名
Type
サービスの種類
SERVICE_WIN32_OWN_PROCESS
サービスが独立したWin32プロセスで動作することを意味します。
SERVICE_WIN32_SHARE_PROCESS
サービスがWin32プロセスを他のサービスと共有することを意味します。
SERVICE_KERNEL_DRIVER
Windows NTデバイスドライバであることを意味します。
SERVICE_FILE_SYSTEM_DRIVER
Windows NTファイルシステムドライバであることを意味します。
Start
サービスの起動時期
SERVICE_BOOT_START
オペレーティングシステムローダーがデバイスドライバを起動することを意味します。
SERVICE_SYSTEM_START
IoInitSystem関数がデバイスドライバを起動することを意味します。
SERVICE_AUTO_START
サービス制御マネージャがシステムの起動時にデバイスドライバやWin32サービスを自動的に起動することを意味します。
SERVICE_DEMAND_START
プロセスがStartService関数を呼び出したときにサービス制御マネージャがデバイスドライバやWin32サービスを起動することを意味します。
SERVICE_DISABLED
デバイスドライバやWin32サービスを起動しないことを意味します。
Errctl
システム起動時にサービスが起動できなかったときのエラーの重大度
SERVICE_ERROR_IGNORE
起動(ブート)プログラムは,エラーを記録して,起動処理を続行することを意味します。
SERVICE_ERROR_NORMAL
起動プログラムは,エラーを記録してメッセージボックスポップアップを表示し,起動処理を続行することを意味します。
SERVICE_ERROR_SEVERE
起動プログラムはエラーを記録することを意味します。
SERVICE_ERROR_CRITICAL
起動プログラムは,可能ならばエラーを記録することを意味します。
Path
サービスプログラムのフルパス
Group
サービスが所属するロード順序グループ
DependG
依存グループ名
DependM
依存サービス名
StartName
サービスアカウント名
Password
アカウントのパスワード
- 説明
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サービス情報に格納されている情報のうち,必要なキーワードの情報だけを変数に格納します。
コマンドの実行結果は,_SVC_RTN_予約変数に格納します。コマンドの実行が成功した場合は真(True)を,それ以外の場合は偽(False)を返します。
- 例
' JP1/Script サービスの情報を取得する。 Dim svDispName ,svType ,svStart ,svErrctl ,svPath ' JP1/Script サービス情報"JSService"を設定する。 ServiceSetValue ( "JSService" ,Name::"JP1_Script" ) ' サービス情報"JSService"の設定情報を取得する。 ServiceQuery ( "JSService" ) ' サービスの情報"JSService"に格納されている設定情報を変数に取得する。 ServiceGetValue ( "JSService" ,DispName::svDispName _ ,Type::svType _ ,Start::svStart _ ,Errctl::svErrctl _ ,Path::svPath )
- 対象バージョン
-
JP1/Script 01-00以降