8.7.1 Menu (ユーザ定義のメニューを表示する)
- 機能
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ユーザ定義のメニューを表示します。
- 形式
Menu ( FormName , 〔SpnFilePath〕 〔, FocusField〕 )
- 指定項目
-
- FormName
-
表示するメニューのフォーム名称を,文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- SpnFilePath
-
表示するメニューの情報が格納されているメニュー情報ファイルのフルパスを,文字列,または格納した変数名で指定します。
この値は省略できます。省略した場合,実行中のスクリプトファイルのメニュー情報ファイルを仮定します。
CallSptコマンドから呼び出されたスクリプトの実行時は,呼び出されたスクリプトファイルのメニュー情報ファイルを仮定します。
- FocusField
-
メニュー起動時にフォーカスを位置付けるフィールド名称を文字列,または格納した変数名で指定します。
この値は省略できます。省略した場合,メニュー情報ファイルで定義されたフィールドにフォーカスが位置付きます。
- 説明
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ユーザが定義したメニューフォームを表示します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
メニューフォーム終了時に,メニューフォームの終了要因を表す文字列が_FORM_TERM_KEY_予約変数に格納されます。格納される値は次のどれかです。
値
意味
Enter
Enterキーが押されて終了しました。
Esc
Escキーが押されて終了しました。
F1〜F12
ファンクションキー(F1〜F12)が押されて終了しました。
Command
コマンドを実行して終了しました。
Close
Alt + F4またはクローズボタンが押されて終了しました。
Timeout
終了監視時間を経過したため終了しました。
メニューの終了要因がCommandである場合,実行したコマンド番号を_FORM_TERM_CMDNO_予約変数に格納します。
また,終了キーのモデファイキーを表す文字列が_FORM_MODIFY_KEY_予約変数に格納されます。格納される値は次のどれかです。
値
意味
Shift
Shift キー
Ctrl
Ctrl キー
Alt
Alt キー
Shift_Ctrl
Shift キーと Ctrl キー
Ctrl_Alt
Ctrl キーと Alt キー
Shift_Alt
Shift キーと Alt キー
Shift_Ctrl _Alt
Shift キーと Ctrl キーと Alt キー
また,メニューフォーム終了時にフォーカスの位置付いていたフィールド名を_FORM_FIELD_NAME_予約変数に格納します。
- 補足
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スクリプトをサービスで起動する場合は,このコマンドは使用できません。使用すると実行エラーになります。
Menuコマンドから実行された外部コマンドの終了コードに0以外が返された場合,メッセージボックスを表示します。メッセージボックスを表示しない場合は,次に示すレジストリキーの値に0を設定してください。
- 〔レジストリキー〕
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HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\JP1/Script\SPTX
- 〔値名〕
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Menu_EmgMsgBox
- 〔値のデータタイプ〕
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REG_DWORD
- 〔値〕
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0:メッセージボックスを表示しない
1:メッセージボックスを表示する
- 〔設定が有効になるタイミング〕
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スクリプトファイルの次回実行時
- 例
' メニューがEscキーを押されて終了した場合,スクリプトの実行を中断する。 Menu ( "MyMenu" ) If _FORM_TERM_KEY_ = "Esc" Then Exit Else : : : End
- 対象バージョン
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JP1/Script 05-20以降