8.5.24 SetStandardFileまたはSetStdFile (標準入力・出力・エラーファイルを設定する)
- 機能
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Execコマンドで呼び出すプロセスの標準入力,標準出力,および標準エラーファイルをオープンして設定します。
JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
- 形式
SetStandardFile ( FilePath , Type 〔, Mode〕 ) SetStdFile ( FilePath ,Type 〔, Mode〕 )
- 指定項目
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- FilePath
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設定するファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- Type
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設定するファイルの種別を指定します。
この値は次のどれかになります。
値
意味
StdInput
標準入力
StdOutput
標準出力
StdError
標準エラー
- Mode
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Typeで指定されたファイルの種別がStdOutput,またはStdErrorの場合,ファイル作成時の動作を指定します。
この値は次のどれかになります。
値
意味
Create
新規モード
Append
追加モード
この値は省略できます。省略した場合,Appendを仮定します。
TypeにStdInputを指定した場合は,この値は無効になります。
- 説明
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このコマンドを実行した後のExecコマンドで呼び出すプロセスの標準入力,標準出力,および標準エラーファイルをオープンして設定します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
設定されたファイルはResetStandardFileコマンドが実行されるまで有効になり,オープンされたままです。
なお,このコマンドで設定したファイルはNetExecコマンドでは有効になりません。
- 補足
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環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.2 コマンドの動作」を参照してください。
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設定するファイルを新規に作成する場合に,アクセス権限を設定できます。設定するアクセス権限は,あらかじめ次に示すレジストリキーに設定しておいてください。
- 〔レジストリキー〕
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HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX\Option
- 〔値名〕
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SecurityAttributesSucceed
- 〔値のデータタイプ〕
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REG_DWORD
- 〔値〕
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0:設定しない
1:「上位フォルダのアクセス権を継承する」を設定する。
2:「Everyone:フルコントロール」を設定する。
値が設定されていない場合や上記以外の値が設定された場合は,デフォルトの0を仮定します。
- 〔設定が有効になるタイミング〕
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スクリプトファイルの次回実行時
- 注意事項
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標準入力,標準出力,および標準エラーのうち1種類でも設定した場合に,Execコマンドで実行するプロセスが正常に実行されないことがあります。その場合は,空のファイルを用意し,標準入力,標準出力,および標準エラーの3種類すべてを設定してください。
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- 例
' Backup.BAT実行時の標準出力,標準エラー出力をそれぞれ ' BatOut.TXT,BatErr.TXTに書き込む SetStandardFile ( _SCF_+"BatOut.TXT" ,StdOutput ,Create ) SetStandardFile ( _SCF_+"BatErr.TXT" ,StdError ) If Exec ( _SCF_+"Backup.BAT" ,True ) Then MessageBox ( "Execコマンド 成功!" ) Else MessageBox ( "Execコマンド 失敗!" ) End ResetStandardFile ( StdOutput ) ResetStandardFile ( StdError )
- 対象バージョン
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JP1/Script 05-10以降