8.5.11 DeleteDir (フォルダを削除する)
- 機能
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フォルダを削除します。
- 形式
DeleteDir ( DirPath 〔, Option〕 )
- 指定項目
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- DirPath
-
削除するフォルダパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- Option (06-00以降)
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オプションを指定します。
この値には次の値を指定できます。
値
意味
Anyway
フォルダの中身が空の場合も空でない場合も中身ごとフォルダを削除します。
IfEmpty
フォルダの中身が空の場合はフォルダを削除し,空でない場合はフォルダを削除しません。
なお,フォルダを削除しなかった場合,偽(False)をコマンドの実行結果として返します。
この値は省略できます。省略した場合,Anywayを仮定しますので注意が必要です。
- 説明
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指定されたフォルダを削除します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
また,指定されたフォルダが存在しない場合は,常に真(True)を返します。
- 補足
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環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のフォルダを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.2 コマンドの動作」を参照してください。
- 注意事項
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オプションにIfEmptyの指定がない場合,フォルダの中身が空ではなくても,中身ごとフォルダを削除してしまいます。使用する場合は十分に注意してください。
- 例
' Windowsフォルダ下の"HITACHI"フォルダを無条件に削除する。 DeleteDir ( _WIN_+"HITACHI" ) ' Windowsフォルダ下の"HITACHI"フォルダ下が空であれば削除する。 DeleteDir ( _WIN_+"HITACHI" ,IfEmpty )
- 対象バージョン
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JP1/Script 01-00以降