8.3.18 SeparateStr (文字列分割を行い,分割文字列を返す)
- 機能
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指定された文字列に対して,指定された区切り文字で文字列分割を行い,分割した文字列を返します。
- 形式
SeparateStr ( String , SeparateChar 〔, Position〕 )
- 指定項目
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- String
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分割する文字列を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- SeparateChar
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区切り文字を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- Position
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分割した文字列の並びの先頭を1として,どの位置の文字列を取り出すかを先頭からの文字列位置で指定します。区切り文字は含みません。この値が分割した文字列の数よりも大きい場合は,長さ0の文字列("")が返されます。
この値は省略できます。省略した場合,1を仮定します。
- 説明
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指定された文字列に対して,指定された区切り文字で文字列分割を行い,指定された位置の分割した文字列を返します。
区切り文字が2文字以上連続している場合に分割した文字列は長さ0の文字列("")になります。
分割した文字列の数を取得するには,SeparateStrCountコマンドを使用します。
「分割する文字列」にn個のダブルクォーテーション(")を文字としてそのまま含めるには,(n*8)個のダブルクォーテーション(")を指定しなければなりません。
ただし,次のレジストリの値に2を設定した場合は,(n*2)個のダブルクォーテーション(")を指定してください。
- 〔レジストリキー〕
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HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hitachi\JP1/Script\SPTX
- 〔値名〕
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ParseDQ
- 〔値のデータタイプ〕
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REG_DWORD
- 〔値〕
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0:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が無効となる(初期値)
2:パラメタ文字列にn個のダブルクォーテーション(")を含む場合,(n*2)個のダブルクォーテーション(")の指定が有効となる
なお,〔値〕に1(SetGV,GetGV,DeleteGVコマンドを参照)と2の両方を指定する場合は3を指定してください。
- 〔設定が有効になるタイミング〕
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スクリプトファイルの次回実行時
- 例
' 変数string1には"01-00,01-01"が格納される。 Dim string1 string1 = SeparateStr ( "JP1 Script 01-00,01-01" ," " ,3 ) ' 変数string2には長さ0の文字列""が格納される。 Dim string2 string2 = SeparateStr ( "JP1,Script,01-00,,01-01" ,"," ,4 )
- 対象バージョン
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JP1/Script 05-00以降